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【F速プレミアム】【F1コラム】復活のアロンソ、しかしまだ十分な力は発揮できず

6月17日

 もう1カ月と、もう2レース。それはモナコGPとアゼルバイジャンGPのことだ。F1から2年離れていた後で、スピードを取り戻す個人的な戦いの最中、フェルナンド・アロンソにとって結果にこれ以上の違いは生まれなかったかもしれない。モンテカルロでは、彼の後ろでフィニッシュしたのは5台だけだった一方、2週間後のバクーでは彼の前でフィニッシュしたのが5台だけだった。最悪の週末から最高の週末へ。つまりこのことは数字が物語っている。しかし物語はそれよりはもっと興味深いものだし、アロンソがまだ仕事をできることを示している。ただ十分なスピードがないだけなのだ。

 チームメイトのエステバン・オコンと比べて、ペース不足がアロンソのシーズンの悩みの種になっている。オコンは特に予選で、またレースでも全般的により速さを出している。メルセデス、ホンダ、フェラーリと比べてルノーエンジンのパワーが不足していることを考慮すると、モナコでは優れたシャシーと両手が驚異的な結果を引き出したのは明白だろう。しかし起きたことは決してそのようなことではなかった。アルピーヌに競争力はなかったが、オコンは予選で11番手、アロンソは17番手だった。6位後ろで1秒の遅れだった。世界チャンピオンのパフォーマンスではまったくない。


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