Sepang Racing Team

【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:レース中止の代替案としてムジェロ・サーキットが浮上

6月1日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリとメルセデスF1代表のトト・ウォルフが、先週末に行われた2021年MotoGP第6戦イタリアGPの観戦にムジェロ・サーキットを訪れたことが、大きな注目を集めた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックでF1のフライアウェイ・レースがいくつか中止になった場合、フェラーリが所有するこのコースが、今シーズン後半の開催枠を獲得するかもしれないという噂をあおるかたちとなったためだ。

 元レーシングドライバーの妻スージーを伴って現れたウォルフは、以下のように語った。

「MotoGPのレースを生で観戦するのは初めてだ。コースの側からライダーたちのスピードを体感できることにとても興奮している。サン・ドナートのようなコーナーでのブレーキングは本当にすごい。みんな非常に勇気がある」

 ドメニカリはフェラーリ在籍中、最初の職務のひとつがムジェロ・サーキットの運営だった。コースでは、現在の管理者や地元トスカーナのフェデリコ・イグネスティ市長と言葉を交わしている姿も見られた。イグネスティは率直にこう語った。

「もしもリバティ・メディアから再度のF1レース主催という興味深い提案をもらったら、我々としては当然受け入れるつもりだ。なぜなら、昨年開催したグランプリは大成功で、この地域を世界中に広く知ってもらう機会となった。だから、2020年に開催契約を再度結べれば、大変喜ばしいことだと思っている」


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