【】ホンダ3台が予選トップ5入り「それぞれに表彰台のチャンスあり。角田にはアグレッシブなレースを期待」と田辺TD/F1第2戦
4月18日
2021年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは2番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はノータイム、ピエール・ガスリーは5番手を獲得、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車がトップ5に3台入った。
角田はQ1最初のアタックラップ中、ターン14〜15のシケインでリヤが流れて後方からバリアに衝突。マシンは大破したが、幸いけがはなかった。予選ノータイムに終わった角田だが、プラクティスでの実績から、決勝スタートが認められ、最後方グリッドからスタートする予定となっている。
ペレスはルイス・ハミルトン(メルセデス)のポールポジションタイムからわずか0.035秒差、フェルスタッペンは0.087秒差と、ともに最速タイムから0.1秒以内の差で2番手、3番手グリッドを確保した。ガスリーはメルセデス、レッドブル、フェラーリに続く5番グリッドからスタートする。
決勝はフェルスタッペンがミディアムタイヤ、ペレスとガスリーはソフトタイヤでスタートすることが決まっている。
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
FP3 4番手(1分15秒551/18周)
予選 2番手(Q1=1分15秒395:Q2=1分14秒716:Q3=1分14秒446)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
FP3 1番手(1分14秒958/18周)
予選 3番手(Q1=1分15秒109:Q2=1分14秒884:Q3=1分14秒498)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 6番手(1分15秒890/22周)
予選 5番手(Q1=1分15秒548:Q2=1分14秒927:Q3=1分14秒790)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 11番手(1分16秒230/20周)
予選 ノータイム
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のエミリア・ロマーニャGPの予選はQ3に3台が進出、レッドブル・レーシング・ホンダのペレス選手がキャリア初のフロントロー2番手を獲得、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が2戦連続の5番グリッドを獲得してくれました。
フェルスタッペン選手はややまとめきれない部分があり、ペレス選手に続く3番手となりましたが、ペレス選手とともにポールタイムとは大きな差がない、非常に拮抗した予選を展開できました。トップ5に3台が入り、明日は3台それぞれに表彰台獲得のチャンスがあると思いますので、できるだけ上のポジションで終えられるよう、我々もレースに向けて最後の確認作業を続けます。
角田選手については残念ながらQ1で最初のアタック時にクラッシュを喫してマシンが大破、明日は最後尾からのスタートになります。プラクティスでのマシンのパフォーマンスは悪くありませんでしたので、明日はアグレッシブな走りで、ポジションを上げてフィニッシュしてくれると思います。
(autosport web)
インフィニティ・レッドブル・レーシング関連記事
- フェルスタッペン、ブレーキ故障で2年ぶりのリタイア「残念だが、ここまでの9連勝を誇りに思う」レッドブル/F1第3戦
- 角田裕毅7位「日本のファンに希望を持ってもらえる結果を出せた。このマシンで鈴鹿初入賞を目指す」/F1第3戦
- Q3で初めてトップに立ったフェルスタッペン、2番手に0.270秒差「自分でも驚いた。ポールは予想外」レッドブル/F1第3戦
- フェルスタッペン、“正しくないセットアップ”で0.381秒差の2番手「フェラーリは速い」/F1第3戦金曜
- 王者フェルスタッペンの戦い:レッドブルの強さにライバルたちも意気消沈
- レッドブル&HRC密着:2戦連続1-2フィニッシュで圧勝。終盤はリスクを冒さず冷静にバックマーカーを処理