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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ストロール父、フェラーリとの関係を完全に断ち切る

4月13日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 カナダ人の億万長者であるローレンス・ストロールは、保有するモントランブラン・サーキットを売りに出すことで、フェラーリとの間に残った最後の絆を断ち切ろうとしているが、彼とダイムラーグループとの関係が深まっている現状を踏まえれば、それは大きな驚きではない。

 ストロールは、モントリオールの140km北に位置するこのコースを2000年に購入すると、フェラーリ・チャレンジ・ノースアメリカのホームコースにした。これは、彼が初めはドライバーとして、それからチームで、その後は主催者として、深く関わり続けてきた競技だ。

 さらにストロールは、選手権に参戦している、あるいは参戦を希望するドライバーたちを対象にレーシングスクールを開校した。そしてじきに、息子のランスは弱冠11歳でフェラーリ・ドライバー・アカデミー史上最も若いメンバーとなった。当時ルカ・ディ・モンテゼモロやステファノ・ドメニカリとは良好な関係にあったストロールだが、セルジオ・マルキオンネがフェラーリ会長職を引き継ぐとすべてが変わった。ふたりは親密な関係を築けなかったのだ。

 ストロールにとっては、個人的な友人でもあるマルコ・マティアッチ代表の更迭が決定打となった。フェラーリとの関係を完全に断ち切るべく、多数のフェラーリのロードカーを含むコレクションの大部分を売りに出した。今後はアストンマーティンをグローバルブランドにするために全精力を傾けていくつもりのようだ。


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