Alpha Tauri

【】パドック裏話 バーレーンGP編:初日の走行からF1ファンに強いインパクトを残した角田裕毅

4月7日

 このコラムの読者に、角田裕毅をあらためて紹介する必要があるだろうか。もちろん、ないに決まっている。

 だが、世界中のF1ファンの多くにとっては、バーレーンでの週末がユウキについて知り、彼のレースを見る初めての機会だった。そして、彼はコース上とそれ以外の場所の両方で、かなり強いインパクトを残した。

 また、彼は相手の国籍を問わず、その心をとらえる方法をすぐに探し当てた。木曜日に初めてF1メディアの前に姿を見せたときのことだ。ユウキは短い記者会見を終えると屋外のTV取材エリアへ向かい、ベルギーのテレビ局RTBFのインタビューに応じるべく、同局のクルーに歩み寄った。

「こんにちは。ちょっと待って……」と、彼はさっそく質問を始めようとしたインタビュアーを遮るように言った。そして、身長5フィート3インチ(約158cm)の彼が話しやすい位置までマイクロフォンを下げると、その場全体に笑いが広がり、「ええ、これがインタビューを受ける前のルーティンなので!」と角田も笑った。

 角田はそんな“ちょっといいキャラ”を武器に、彼がF1でどこまでやれるだろうかと興味津々だったファンに愛されるようになったのだ。


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