【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:一貫性のないルールに憤慨するF1チーム

3月31日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 バーレーンGPにおけるターン4のトラックリミット違反への対処をマイケル・マシは毅然と弁護しているが、各チームは納得していない。週末の間のマシの解釈の変更から最も恩恵を受けたチームであるメルセデスでさえそうなのだ。

 トト・ウォルフは次のように語った。
「与えられるメッセージの内容には一貫性が必要であり、明確でなければならない。メッセージは不可侵である必要があり、シェイクスピア作品のように解釈の余地があってはならない」

 一方、ハミルトンは次のように主張した。
「レース半ばで、彼らの考え方が基本的に変わってしまい、突如としてあの白線の外側を走ることが許されなくなった」

 レースの半分でドライバーたちがターン4でワイドに走ることを許されていたことに、レッドブルは明らかに不満を持っていた。フェルスタッペンはメルセデス勢を抜いた際にトラックリミットを超えていたので、首位をハミルトンに譲るように言われたのだ。

 しかし、ドライバーたちを最も混乱させたのは、昨年11月の時点でもこのコーナーは同じ状態であり、マシはすでにFP3の前に解釈を変更していたということだった。今回、金曜日にマシは他の解釈を取り入れていたが、土曜日にはそれを変更した。そしてレースでは何ができて何ができないのかということが十分に明確化されなかった。F1が必要としているのは一貫性であり、規則を作って取り締まる側がその解釈をひっきりなしに変更することは求められていない。


…記事の続きはプレミアム会員登録後閲覧できます。

この記事はプレミアム会員専用のコンテンツとなります。

※プレミアム500(月額540円)会員登録を行う事で、厳選されたF速本誌の最新記事をお楽しみいただけます。

F1速報プレミアムとは
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。