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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:無観客で赤字になってもF1開催を望むモナコとアゼルバイジャン

3月10日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 2021年のF1について、第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPの各主催者が、すでに無観客でも開催する旨の声明を発表している一方で、第7戦カナダGPと第8戦フランスGPの主催者たちは完全な沈黙を貫いている。これら2戦と前者の2戦との違いは、モナコとアゼルバイジャンが国の振興につながるとしてレースに資金を投じていることだ。

 したがって、彼らが多額の損失を被ってまで開催に踏み切るのも道理にはかなっている。実際に、バクーの市街地レースなどは開催しても赤字が確実と思われる。一方のカナダとフランスにとっては、主催者への支払いやグランプリ開催費用の全額負担によって生じる損失を埋めるために、最低でもチケットの半数を売り切ることが必須とされる。そのため、それぞれの地元主催者がかなりの枚数のレース入場券販売を許可されるまでは、計画どおりにグランプリが実施されるという公式な発表は行われないだろう。


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