【】角田裕毅、チームも賞賛のラップが抹消され予選15番手「がっかりしたが、全力を尽くしたから後悔はない」/F1第8戦
6月4日
2023年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は15番手を獲得した。Q2最後のアタックで1分13秒316をマークしたが、トラックリミット違反でこのタイムが取り消され、1分14秒477が予選タイムとなり、15番手となった。
ビークルパフォーマンス責任者のギヨーム・デゾトーは、一日について次のように振り返った。
「2台でプログラムを完了し、ポジティブな形で金曜日を終えた後、ソフトタイヤでの1周目のパフォーマンスを向上させることを主な目的とした」
「裕毅のガレージでは、安定性を高めるためのマシンのセットアップ調整にも取り組んだ。FP3序盤にドライコンディションで何周か走ることができ、適用した変更はうまく機能していた。雨が降り出した後には、インターミディエイトタイヤのテストを行う機会を得た」
「予選は熾烈なセッションになった。コースの序盤はほぼドライだったが、最終セクターはまだ滑りやすい状態だったのだ。すぐに小雨が降り出し、グリップが低くなったことにより、裕毅とニック(・デ・フリース)を含む多数のドライバーが苦戦し、タイヤにダメージを負い、赤旗までの間に1周を走りきることができなかった」
「その後、雨がやみ、路面コンディションが大幅に改善していった。ドライバーふたりは良い仕事をして、Q2に進出した」
「Q2では新品タイヤが残っていなかったため、困難な状況だった。非常に厳しいトラックであり、タイヤのパフォーマンスは急速に低下する傾向がある」
「裕毅のQ2最後のラップは非常に強力なものだったが、残念ながらターン5出口のトラックリミット違反により、タイムが抹消された。彼にとって悔しい結果にはなったが、昨日とFP3でマシンバランスに苦しんだ後、このようなラップを走れたことに満足していいだろう」
「レースに関しては、タイヤのデグラデーションが重要な役割を果たすことになると予想している。明日のレースでポジションを上げ、ポイントを獲得するため、今夜、あらゆる可能性を分析する」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 9番手(1分14秒659:ソフトタイヤ/16周)
予選 15番手(Q1=14番手1分13秒862:ソフトタイヤ/Q2=15番手1分14秒477:ソフトタイヤ)
チームは素晴らしい仕事をしてくれましたし、僕のラップも良かったのですが、コース外にはみ出すというミスをして、タイムが抹消されました。自分自身にがっかりしています。
Q3に進むためには全力を尽くす必要があると分かっていたので、後悔はありません。でも、あともう少しでした。
コンディションはダンプからドライへと変化するトリッキーなもので、それによって興味深い展開になりました。
明日に関して過度に高い期待は抱いてはいませんが、何が起こるか分からないので、ポイント獲得のチャンスを最大限に生かすため、すべてのシナリオへの準備を整えて臨みます。
(autosport web)
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