【】ハミルトン「アルピーヌやアストンの進歩は素晴らしい。現状ではトップ10に残るのは困難」メルセデス/F1第8戦金曜
6月3日
2023年F1スペインGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=12番手/2=11番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=10番手/2=8番手だった。前戦モナコで大規模なマシンアップグレードを行ったメルセデスは、スペインではサイドポッド・インレットとディフューザーに変更を加えている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=12番手(1分15秒845:ソフトタイヤ/29周)/2=11番手(1分14秒549:ソフトタイヤ/31周)
FP1、FP2ともに、タイヤとデグラデーションに対処するために努力し続け、難しいセッションだった。でも、マシンの感触は全体的に悪くなかった。できる限り多くのことを学ぶために頑張っているところだ。
FP2でのロングランペースはそれほど悪くなかったと思うが、シングルラップからもっとペースを引き出すことに集中していく必要がある。前のグループとの差はとても小さいが、周囲のマシンは素晴らしい改善を成し遂げているから、簡単にはいかないだろう。
正しいセットアップ変更をするために、今夜最善の仕事をすることに集中している。改善を図れる点があることは分かっているので、そこを突き詰めていく。
(変更されたコースレイアウトの)最後のふたつのコーナーは素晴らしいね! すごく速いんだ。去年までのシケインよりも僕はこっちの方が好きだね。でもあそこではまだ誰かの後ろについて走ってはいないから、決勝中のオーバーテイクにどういう影響が出るのかは分からない。タイヤのデグラデーションの面では厳しくなりそうだね。
(走行後の会見で語り)今日のペースのままだと、(予選で)トップ10に入るのは難しい。今夜のうちに良い変更を施せるといいね。周囲の皆の進歩はとても印象的だ。アルピーヌと(エステバン・)オコンは素晴らしい。アストンマーティンはレッドブルのすぐ後ろにつけている。皆、本当にすごいよね。楽な戦いにはならないだろう。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=10番手(1分15秒753:ソフトタイヤ/32周)/2=8番手(1分14秒392:ソフトタイヤ/31周)
今日はものすごくたくさんのことを学び、大量のデータを集めたので、今夜それを分析する。収集した情報から何ができるかを学習し、前進していく必要がある。今日はいくつかサプライズがあったが、改善点を見つけることができると思う。
まだ金曜日であり、僕たちは金曜日に好調ではない傾向がある。でも、通常、土曜と日曜に前進するから、方向性としては正しいと思う。明日と日曜には少し違うストーリーになることを期待している。僕たちはポイント獲得を目指しており、結局のところポイントを得られるのは日曜日なんだ。
新バージョンのバルセロナ・サーキットを走れて楽しかった。前はF1で最悪のコーナーのひとつだったが、最高のコーナーのひとつに生まれ変わったね。今ではあそこは本当に楽しめるセクターになったし、グランプリでのオーバーテイクに役立つと思う。
(autosport web)
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