【】フェラーリ、予防的措置で2台に新エンジンを投入。10位降格のルクレール「レースペースは良い」と前向き/F1第2戦金曜
3月18日
2023年F1サウジアラビアGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=11番手/2=9番手、カルロス・サインツはフリー走行1=7番手/2=10番手だった。
FP1開始時、FIAの発表により、フェラーリはルクレールのパワーユニットに、ICE(エンジン)とMGU-Hのシーズン2基目、コントロールエレクトロニクスのシーズン3基目を投入したことが分かった。コントロールエレクトロニクスについてはシーズン中に使用できる基数制限を超えたため、10グリッド降格のペナルティが科される。フェラーリはサインツ車にもシーズン2基目のICEを入れている。こちらはペナルティ対象にはならない。
フェラーリはパワーユニットエレメント交換について、「(FP1で)カルロスとシャルルは、日没直前に、それぞれのSF-23に新品パワーユニットを搭載して、コースに出た。バーレーンでルクレールがリタイアしたことを受けての予防的措置である」と説明している。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=11番手(1分31秒118:ソフトタイヤ/26周)/2=9番手(1分30秒341:ソフトタイヤ/28周)
今日は新しいパーツをテストし、すべてが予想どおりに機能した。全員が異なるプログラムに従って作業をしているので、今の時点で自分たちの競争力を図るのは難しい。
マシンのフィーリングはすごくいい。明日の予選では最大限の結果を出すことを目指していくが、日曜日には10グリッドペナルティを受けることが決まっているから、僕たちが集中すべきなのは、レース中にポジションを挽回していくことだ。
(走行後の会見で語り)金曜フリープラクティスで全体の序列を読み取るのは難しいけれど、マシンの感触はとてもいいし、レースペースはバーレーンの時より良さそうなので、ポジティブに感じている。
僕たちにはかなり余力がある。どれぐらいかはこれから分かるだろう。レッドブルもいくらか隠しているはずだから、明日どうなるかを確認してみよう。僕としては、現状よりも近くなると考えている。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=7番手(1分30秒924:ソフトタイヤ/23周)/2=10番手(1分30秒592:ソフトタイヤ/29周)
ジェッダの初日は濃密な一日だった。ここはかなり特殊なサーキットだ。良いバランスを得るために特定の作業が要求される独特な特徴を持っている。
まだパフォーマンスを見つけられる余地は残っているが、全体的にはマシンは正しいウインドウに収まっていると感じる。レースペースはまずまずだった。明日の予選では最大限の結果を得るために集中していく。
(autosport web)
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