【】ホンダ田辺TD「9番手が最上位と少々厳しい予選に。決勝で全車がポジションを上げられるよう準備を進める」/F1第15戦
9月26日
2021年F1ロシアGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは20番手(ノータイム)、セルジオ・ペレスは9番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは12番手、角田裕毅は13番手という結果だった。FP3は悪天候のためキャンセルされた。
フェルスタッペンは金曜の時点でパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格が決まっていたため、予選ではタイムを出さなかった。ペレスはQ3で路面が乾き始めるなか、ソフトタイヤで思うようなタイムが出せずに9番手となった。
金曜から速さを見せていたガスリーはQ2で敗退。フレッシュタイヤに交換せず1セットで走り続けたのはミスだったと、ガスリーは語っている。角田は、Q2で2セットのタイヤを使用し、終盤、自己ベストタイムを更新することができた。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選20番手(Q1=20番手ノータイム)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
予選9番手(Q1=3番手1分46秒455:インターミディエイトタイヤ/Q2=5番手1分45秒834:インターミディエイトタイヤ/:Q3=9番手1分45秒337:インターミディエイトタイヤ)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
予選12番手(Q1=6番手1分47秒828:インターミディエイトタイヤ/Q2=12番手1分46秒641:インターミディエイトタイヤ)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
予選13番手(Q1=15番手1分48秒854:インターミディエイトタイヤ/Q2=13番手1分46秒751:インターミディエイトタイヤ)
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のロシアGP予選は、FP3が悪天候の影響を受けてキャンセルになったものの、その後雨が止みウエットコンディションの中で予定どおり行われました。路面が徐々に乾いていく中、滑りやすい路面でのドライビング、状況を的確に見極めてドライタイヤへの切り換えタイミングの判断など、ドライバーそしてチームには難しい予選となりました。
ホンダ勢にとっては少々厳しい結果となり、レッドブル・レーシング・ホンダのペレス選手が9番手、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が12番手、続いて角田選手が13番手で終了。フェルスタッペン選手は、リスクを冒すことなくアタックラップは行わず、PU交換のペナルティにより明日は最後尾からのスタートとなります。
すべてのドライバーとマシンが、ポテンシャルを十分に発揮してポジションアップを果たしてフィニッシュできるよう、ドライレースが予想される明日に向けて、チームと一緒にさらなる準備を進めます。
(autosport web)
インフィニティ・レッドブル・レーシング関連記事
- フェルスタッペンがF1中国GP初優勝。セーフティカー出動も2位に13秒以上の差「ペースや一貫性、すべてに満足」
- レッドブル100回目のポールをフェルスタッペンが獲得「今日は狙っていた。ワンツーで記録を飾り最高の日に」F1中国GP
- フェルスタッペン、トラックリミット違反を繰り返し4番手「雨ではマシンが機能しなかった」/F1中国GPスプリント予選
- 王者フェルスタッペンの戦い:フリー走行での苦戦を素直に認める「セットアップで自分の考えを押し通したけど……」
- F1パワートレイン事情:角田とペレスは予定通りのPU交換。前戦で交換済みのリカルドは想定外のトラブル
- F1日本GP技術解説:レッドブルの大型アップグレード(2)開口部の形状を変更。追求し続ける冷却と空力効率のバランス