【】リカルドが2018年以来の優勝「落ち込んだこともあったが、心の底で自分を信じていた」マクラーレン/F1第14戦
9月13日
2021年F1イタリアGP決勝で、マクラーレンのダニエル・リカルドが優勝を果たし、ファステストラップも記録した。ランド・ノリスが2位に入り、マクラーレンは1−2フィニッシュを達成した。マクラーレンにとっては2012年以来、リカルドにとっては2018年以来の勝利だった。
■マクラーレンF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=1位
とても重要な勝利だ。このところ、人生における幸せをこのスポーツ中心に考えないようにしてきた。3年半勝っていなかったんだ。自分の幸せイコール優勝と考えていたら、かなり惨めな思いをして過ごさなければならなかっただろう。
でも、心のなかでは信じる気持ちを決して失っていなかった。一歩下がって考える必要があったのだと思う。8月に休みを取ったことが今週末、このポジションにたどりつくことに役立った。
どういう言葉で表現すればいいのか分からないが、安心がもたらされたというのかな。もちろん、自分を信じている。F1でここまで来るには自分を信じる気持ちが必要だ。
でも今年は困難に直面していた。F1は難しいスポーツだ。白か黒というようにはっきりしない部分があり、答えを見つけるのに苦労することがある。そんなときでも、自分の道を信じなければならない。そうでなければ道に迷ってしまうからね。心の底では、フラストレーションを感じたり、うなだれてしまう瞬間もあった。でも、そういう時間を長引かせないように心がけてきた。
このスポーツへの愛情が冷めるような時もある。それでもすぐに、自分がどれだけF1を愛しているか、どれだけF1を求めているかに気付かされるんだ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=2位
もちろん、チーム全員にとってうれしいことだよ。すごくクールな瞬間だ。今週末は初めから素晴らしい仕事をしてきた。プラクティス、予選をうまくやり、土曜(のスプリント予選)にソフトタイヤを使うという決断を下したこと、そういったすべてが今日につながった。僕たちはラッキーだったんじゃない。速さがあったから、望んでいたポジションを走れた。オーバーテイクも防御も、やらなければならないことがたっぷりあった。
最高のリザルトだ。皆のことを考えるとすごくうれしいよ。僕たちにとって11年ぶりの1−2なんだからね。僕はまた表彰台、ダニエルは優勝を獲得した。何より大事なのは、1−2を達成したことだ。世界で一番クールな組み合わせだよ。皆、本当におめでとう。皆はこの結果にふさわしい仕事をしたんだ。
(autosport web)
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