【】予選Q1敗退の角田裕毅、マシンへの不満発言を謝罪「自分に対して苛立っていた」アルファタウリ・ホンダ/F1第4戦
5月9日
2021年F1スペインGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は16番手だった。
FP3では12番手(1分18秒673/21周)。予選Q1では1分18秒556で16番手となり、Q2進出はならなかった。予選最初のランで1分18秒648をマーク、最後のアタックラップでは最終セクターでコースからはみ出す場面もあり、自己ベストを大幅に更新することができず、0.007秒の差でQ1敗退となった。
予選直後、角田は無線で「このマシン、信じられない」とマシンに対する不満を叫んだ。さらに『Sky F1』に対して、「チームメイトとはいつもフィードバックが違っている。常に正反対なんだ。同じクルマなのかどうか少し疑問に感じるよ……もちろん同じクルマだ。でもマシンの性格があまりにも違う。自分がなぜこれほど苦しんだのか分からない」と語った。
後に角田は「今日の自分のコメントについて謝罪したい。チームを批判するつもりはなかった。彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしている。僕はただ、自分のパフォーマンスに苛立っていただけなんだ。明日は全開で攻めていく」とTwitterに投稿。Instagramのストーリーズでは「才能ある勤勉な人たちが僕のマシンのために働いてくれていることをとても幸運に思う。今日のコメントに関してチームに謝罪したい。僕はマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができなくて、自分に苛立ちを感じていた。今夜、エンジニアたちと一緒にデータを分析し、明日に向けて確実に改善したい」という文章を発表した。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=16番手
マシンにはQ2に簡単に進出できるだけの速さがあるだけに、うまくグリップさせることができていないことにフラストレーションを感じています。同じセッティングのときでもチームメイトの(ピエール・)ガスリー選手と僕のマシンに対するフィードバックが大きく違っているので、それがこのマシンの特性なのか、僕たちのドライビングスタイルの違いからきているのかきちんと理解する必要があります。そのうえで、エンジニアとデータをさらに細かく見直してみるつもりです。その部分が理解できれば、このマシンのポテンシャルを最大限引き出すことができるはずです。
(autosport web)
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