2021年F1第3戦ポルトガルGP ミック・シューマッハー(ハース)

【】シューマッハー「もう少し早くラティフィを抜いていれば、ラッセルに追いついて戦えたかも」:ハース F1第3戦決勝

5月4日

 2021年F1第3戦ポルトガルGPの決勝レースが行われ、ハースのミック・シューマッハーは17位、ニキータ・マゼピンは19位でレースを終えた。

■ウラルカリ・ハースF1チーム
ミック・シューマッハー 決勝=17位

ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第3戦ポルトガルGP ミック・シューマッハー(ハース)

 チャレンジングなレースだった。残念なことに、ここではオーバーテイクはとても難しいからね。特に何台かの集団の中で、ペースは決して悪くないのに何周も前のクルマの背後を走らなければならないのは、本当に厳しかった。接近した状態で走り続けると、どんどんタイヤの消耗が進んで、ますます難しくなるんだ。

 それでも、ウイリアムズの1台をプッシュし続けてミスを誘い、そこからはある程度まで自由に走れるようになって、本来のペースを示すことができた。もう少し早い段階でニコラス(・ラティフィ)を抜いていれば、ジョージ(・ラッセル)に追いついて戦うこともできたかもしれない。全体としては、クリーンなレースをして、チェッカードフラッグを受けることが目標だった。それは達成できたし、あらゆることがうまく行ったと思う。

■ウラルカリ・ハースF1チーム
ニキータ・マゼピン 決勝=19位

ニキータ・マゼピン(ハース)
2021年F1第3戦ポルトガルGP ニキータ・マゼピン(ハース)

 ラップタイムを見れば、ポジティブなレースだったと思う。上位を争えないことは明らかだったので、プランCにスイッチした。それはレース全体でのトップとの差を最小化するという点では、理想的な戦略ではなかったが、なるべくブルーフラッグを受けずに走るためには間違いなく良い作戦だった。結果として、あまりペースを乱されずに走れたし、クルマの挙動や改良すべき点などを確認できた。

 序盤の数周は好調だったが、その後については自分のドライビングを改善する必要があると感じた。それは経験を積むことによって獲得できるだろう。学習という点では、まずまずのレースだった。僕自身に関して、まだ改善できることがたくさんある。

(Translation:Kenji Mizugaki)