2021年F1第1戦バーレーンGP 予選後のルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

【】メルセデス、レッドブル・ホンダとの0.4秒差に落胆「決勝ではできる限り苦しめたい」とハミルトン【F1第1戦予選】

3月28日

 2021年F1バーレーンGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手、バルテリ・ボッタスは3番手だった。

 ハミルトンは土曜FP3で1分31秒316(ソフトタイヤ)で2番手。予選Q1では1分30秒617で3番手、Q2はミディアムタイヤでアタック、1分30秒085の3番手タイムで通過。Q3では1分29秒385で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに0.388秒届かず、2番手となった。

 ボッタスはFP3では1分31秒855(ソフトタイヤ)で4番手。予選Q1では1分31秒200で11番手、Q2ではミディアムタイヤでの1分30秒186で5番手、Q3では1分29秒586で予選3番手となった。

 メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは「開幕戦でポールから0.4秒もの差をつけられてしまいがっかりしている」とコメントした。

「しかしテスト以来、懸命にW12について学び、全体的なペースは足りなくても、予測しやすいバランスを見つけ出した」

「金曜のロングランではマシンを正しいウインドウに入れることができなかったため、実際のレースペースが予想しづらいが、リヤのグリップを改善したため、ドライバーたちは決勝でさほど苦しまずに済むはずだ。ポールは獲れなかったが、上位に2台が揃っており、ハードタイヤも余分に1セット持っている。そういったことからチャンスを見出せることを願っている」

2021年F1第1戦バーレーンGP 予選後記者会見でのルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第1戦バーレーンGP 予選後記者会見でのルイス・ハミルトン(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
 マックスはすごいラップを走ったね。約0.4秒というのはとても大きな差だから、僕らは頑張らないといけないね!

 Q1とQ2ではマシンの感触がよかった。最後の最後にやっと正しいセットアップを見つけ出すことができたんだ。でもQ3ではこのマシンからこれ以上のパフォーマンスを引き出すことができなかった。それでもエキサイティングな予選だったよ。

 チームの皆を心から誇りに思う。今のパッケージへの理解を深めるために、先週、懸命に作業にあたった。その結果、いくらか前進することができた。それでもマックスのあの最後のラップには太刀打ちできなかった。

 でも2番グリッドからスタートすることで、明日はレッドブルを苦しめることが可能だと思っている。

■ボッタス「決勝では2台でフェルスタッペンを倒しにいく」

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3番手
 テストの時よりはずっとうまくいった。予選のなかでどんどん感触が改善していった。少なくともテストの時よりはレッドブルに近づくことができたよね。明日は2台でレッドブル1台を相手に戦う。

 Q1でタイヤを2セット使わなければならなかったから、Q3には新品が1セットしか残っておらず、それが不利に働いた。

 それでもこのサーキットで3番グリッドスタートというのは悪くない。レースが楽しみだ。風が強いときなどは特に、レッドブルの方がマシンが安定しているようだ。でも僕らはトップ3のなかに2台入ることができたから、優勝争いが可能なのは間違いないよ。

2021年F1第1戦バーレーンGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第1戦バーレーンGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)



(autosport web)