【】レッドブルF1首脳「ガスリーは自分のペース不足を心配すべき」と発言も、クビアトとの早期交代のうわさは否定
6月26日
レッドブル・レーシングが、シーズン途中でピエール・ガスリーを降ろし、トロロッソのダニール・クビアトを起用するのではないかといううわさが持ち上がっているが、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコがそれを否定した。
2019年第8戦フランスGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンは予選4番手、決勝4位という成績を出した。一方でガスリーは予選でマクラーレン勢やルノーのダニエル・リカルドに敗れて9番手、決勝ではさらにルノーのニコ・ヒュルケンベルグとアルファロメオのキミ・ライコネンにも先行され、11位でフィニッシュした。リカルドのペナルティで10位に繰り上がり、1ポイントを獲得したガスリーだが、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「11位フィニッシュというのは残念な結果だ」と発言した。
ガスリーは、フェルスタッペンとの大きなパフォーマンス差を縮めようと努力を続けており、いい方向に進んでいると自身もチーム首脳陣も発言してきたが、今回のフランスGPではその傾向が見られなかった。
これによってガスリーへのプレッシャーは一段と高まっていると推測する者が多い。フランスGP日曜の夜にヘルムート・マルコが、クビアトのマネージャーを務めるニコラス・トッドと会話していたことから、早ければ次戦オーストリアからガスリーとクビアトの交代が行われるのではないかといううわさまで持ち上がっている。
しかしマルコはこれをはっきりと否定した。
「それは間違ったうわさだ」とマルコはMotorsport-Magazinに対してコメントした。
「先週はヒュルケンベルグが取って代わると言われ、今回はクビアトだ。私は大勢の人と会話している。(ニコラス・トッドの)父親のジャンとも話した」
「(ガスリーは)フランスでのペース不足を心配すべきだ。しかし我々はガスリーをシーズン最後まで走らせる予定だ」
ガスリーは、速さを発揮できなかった理由としてRB15に技術的問題があった可能性があると考えている。チームはマシンを詳細にわたって調べていると、マルコは語った。
「彼のマシンを隅から隅まで調べる。シュピールベルク(でのオーストリアGP)の前に分解して調べるつもりだ。あらゆるパーツをチェックする」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
ピエール・ガスリー関連記事
- ガスリー「入賞には手が届かなかったがいいレースができた。やるべきことはすべてやった」:アルピーヌ F1第6戦決勝
- ガスリー「まずまずの第1スティントでなければ、少なくとも9位争いに加われたはず」アルピーヌ F1第20戦決勝
- ガスリー6位「両レースで入賞し、今季最高の週末だった」アルピーヌ/F1第19戦
- ガスリー「トラックリミットをほんの少し超え大きな代償を払った。本当に悔しい」アルピーヌ F1第18戦決勝
- ガスリー6位「タイトなバトルを勝ち抜いて、最善の結果を手にした」アルピーヌ/F1第16戦決勝
- ガスリー3位「戦略からピットまですべて成功。チーム全員が表彰台にふさわしい仕事をした」アルピーヌ/F1第14戦