【】ふなっしーとマトリョーシカの共通点@ロシア現地情報

10月9日

鈴鹿が終わりまして、F1御一行はロシアに到着。今回はムッシュ柴田氏お休みにつき、GP直送でおなじみの尾張氏にソチのあれこれをレポートしていただきます。まず最初の一枚はロシアと言えば……。

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ロシアGPへ行くというとモスクワ経由を想像しますが、イスタンブール経由という人が意外に多く、ザウバーのチーム関係者やロマン・グロージャンと一緒の便でソチ入りしました。

といっても、到着したのはソチではなく、アドレルという町。空港から5kmのところにサーキットがあるオリンピックパークがあるのですが、ソチの町は25kmも離れているんです。千葉県浦安市にあっても「東京」ディズニーランドと呼んでいるのと同じ感覚でしょうか。そこで開催2年目の今回は主催者がもっとソチの町をアピールしようとしたのか、木曜にメディアを対象とした「ソチ・ツアー」を催してくれました。



街中を走る車の多くは、やはりロシアの国民車ともいうべきラーダ。それに混じって多くの外国車も見られました。ラーダは2012年を最後に国内では生産されていないそうで、今後さらに外国車が増えそうだとか。



一時ザウバーからF1デビューの可能性もあったロシア人ドライバー、セルゲイ・シロトキンのマグネットを発見。お値段は50円なり。



こちらはソチのヨットハーバー。街の反対側は坂が多く、建ち並ぶ高級ホテルを見ていると、なんとなくモナコを連想。だったら、25km離れたオリンピックパークよりも、ソチの街中で市街地レースしたほうがいいんじゃないかなあ……。



2014年の冬季オリンピックを開催したソチ公園内に建てられていた、オリンピック開催都市の看板です。1972年と1998年に日本で開催されたのは……ロシア語ですが、どこかわかります?答えは札幌と長野です。



民主化というか資本主義化が著しいロシア。レーニンの壁画の前に、マクドナルドの看板が。



ソチの街を案内してくれたのは、向かって右側のタセニア・ブーズンさんとリザ・シイアノバさん。参加したメディアには、モスクワから取材にきているロシア人もいたため、ブーズンさんがロシア語で説明をしたあと、シイアノバさんが英語で通訳。なので「右手に見えますのが……」と英語で説明しはじめたときには、すでに建物は見えなくなってしまうことも多々ありましたが、そんな小さなことをまったく気にしないまま通訳しつづけるところに、この国のおおらかさを感じた3時間のツアーでした。スパシーバ(ロシア語で、ありがとう)!



サーキットに帰って驚いたのが、木曜から昨年よりも多くの観客が来場していたこと。これはパドックウォークを待っている人たちの行列で、パドックウォーク開始まで、まだ3時間もあるのに、この盛況ぶり。だいたい2年目というのは、どこもトーンダウンするものですが、ロシアは熱い。



ついでに、おみやげ屋さんを覗いてみると昨年3000ルーブル以上の値がつけられ、編集部員が「高ーい!」と驚いていたマトリョーシカが値下がりしていた。昨年の同時期に比べるとルーブルが安くなっているので、ほぼ半額。ということで、日本人ジャーナリストのYくんもお買い上げ。そういえば、かつてアエロフロート航空では乗客にマトリョーシカを配っていたなぁ。



マトリョーシカといえば、ピットレーンに出てみると、メインストレート上に、たくさんの巨大マトリョーシカが!!今年はグリッドガールならぬ、グリッドマトリョーシカか!?と思いきや、このマトリョーシカ、突然動き出すではありませんか。



ふなっしーで言うところの「イリュージョン」?裏口を見てみると、セグウェイに乗った人が……。決勝スタート前のアトラクションが、いつもより楽しみになってきた、2年目のロシアGPです。