2015年ハンガリーGP トラブルで止まったマシンをガレージに戻そうと必死に押すフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ) Sutton

【】マクラーレン・ホンダ、2台のトラブルを説明

7月26日

 マクラーレン・ホンダが、ハンガリーGP予選でフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの2台に起きたトラブルについて説明した。

 ふたりは3回のプラクティスで10位前後のタイムを出していたため、予選で今季初のQ3進出も期待できるかと思われていたが、バトンは16位でQ1で敗退、アロンソはQ2でタイムをマークする前にトラブルでコース上でストップ、15位に終わった。

 予選後、マクラーレン・ホンダは、アロンソだけでなくバトンにもトラブルが起きていたことを明かした。
 バトンはQ1最後のアタックラップをスタートした際にメインストレートでERSが作動しなかったと訴えており、それによってラップタイムは約0.4秒失われ、結果的にわずか0.1秒差でQ2進出を逃した。
 これはERSのトラブルではなく、ステアリングスイッチのソフトウエアデータの不具合によってMGU-Kパワーが得られないという問題だった。不具合の原因は分かっており、既に修正済みだという。

 アロンソに関しては、電力をマシンに伝達するハーネス接続に緩みがあったことが原因でマシンがシャットダウンしてしまったということだ。

 ピットレーン入口手前で止まってしまったアロンソは、予選を続行するチャンスを得るためにマシンをピットに戻そうと、自らマシンを押してガレージに戻ったが、マシンはエンジンがかかった状態で自力でガレージに戻ってこなければならないと規則で定められているため、コースに戻ることは許されなかった。