【】ストーブリーグは燃えているか@ハンガリー現地情報

7月25日

ドイツGP中止につき、少々ごぶさたとなっていたパドック通信。今週は暑い暑いハンガロリンクからムッシュ柴田氏がお送りします。

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ハンガロリンク、リアルに発音するとフンガロリング。そこのメディアセンター前に置かれた謎の乗り物にドイツのテレビキャスターたちが乗り込んで収録中です。何だろうと思ったら


1986年に始まったハンガリーGP、30回目を記念したオブジェなんですね。それにしても、なんと素朴な。ボディは木製で芝生が敷いてあり、ホイールに草花が植わってるところなんかジャン・トッドFIA会長のエコ精神を体現してるというべきか……。

リヤウイングには、歴代勝者たちの名場面が。


よく見ると、この表彰台ほとんどハンガリーGP以外なんですよね。自分のところの写真なかったのかな〜。

メディアセンターでは各デスクに30周年記念チョコが配られました。う〜ん、これまた素朴。


さて今週末のハンガロリンクは、例年に増して猛暑です。


木曜日の昼過ぎで気温33℃、路面温度53℃。日本の蒸し暑さはこんなものではないんでしょうが、とはいえ炎天下に5分もいるとクラクラしてきます。

なのにフェラーリ軍団はキャップもかぶらず、平気でコースを1周してました。エステバン・グティエレスだけは、しっかり帽子を着用。


それにしてもフェラーリは、すっかりベッテル中心のチームという感じです。この下見ツアーにライコネンの姿はなく……ま、キミがコースを黙々と歩いてるところなんぞ、そもそも見たことないわけですが。


キミさんは日陰のほうを歩いていたようです。

一方ウイリアムズのモーターホーム2階では「フィンランド・ストーブリーグ」渦中の人バルテリ・ボッタスくんが、マネージャーのディディエ・コットンを交えて密談中。フェラーリに移籍したら、どこに住もうかとか相談していたのでしょうか。カメラを向けたら、まるで後ろに目がついてるみたいに、こちらを見下ろしてキッとにらまれてしまいましたよ。それとも、目線をくれたのか?



こう暑いんじゃ、やってらんない〜と、みんながへばり始めた夕方に待望の雷雨襲来。これですっかり涼しくなりました。大雨の中でもミスト噴射扇風機は、けなげに回り続けています。



そして金曜日は再び快晴、そして猛暑。暑くてもエネルギッシュに動き回る川井ちゃん、これからホンダの新井康久 総責任者にインタビューしようと到着を待っているところ。



初日はノートラブルでトップ10にも入ったし、新井さんも手ごたえを感じている印象でしたね。



あ、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンも涼しげなところにいました。まずは予選に期待しましょう。