F1マイアミGPのフリー走行1回目が90分間に。規則変更を考慮し、唯一のプラクティスを30分延長
FIAは、F1マイアミGPのフリー走行1回目(FP1)を90分間に延長することを、4月23日に発表した。この決定は、統括団体FIAが、各チーム、F1、そしてレース主催者と協議したうえで下された。FP1は当初予定されていた12時30分ではなく、12時にスタートする。
通常FP1は60分に定められているが、5月1日マイアミGPのFP1は12時から13時30分の90分にわたり行われる。これに伴い、FP1前のすべてのトラックセッションが30分前倒しで実施される。

走行時間を増やすという決定についてFIAは、3つの理由を挙げた。
第一は、「前戦のグランプリからの期間が空いていること」だ。中東情勢により4月に予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止になり、日本GPと次に行われるマイアミGPとの間に5週間の空白が生まれた。そのため、各チームは通常よりも多くの技術的アップグレードを携えてマイアミに臨むことになるだろう。
第二は、「最近発表されたレギュレーションおよび技術面での調整」が必要であることだ。シーズン序盤3戦のデータを検証した結果、マイアミから、エネルギー関連の規則が修正されることが決まった。そのため、パワーユニット(PU)のソフトウェアに変更が加えられる。また、マイアミでは、レーススタート時の安全性向上のための対策がテストされる。
第三の理由は、「マイアミGPがスプリント形式で開催され、週末を通じて確保できる走行時間が限られている」という点だ。スプリントの週末には、フリープラクティスは金曜日のFP1しか設定されていない。
こうした点を考慮し、すべての関係者の合意を得て、週末唯一のフリープラクティスが30分延長されることが決まった。今回の件により、F1に関わるすべてのステークホルダーが同じ方向を向いて取り組んでいることが、改めて示された形だ。2023年以来、多数のチームの代表が交代しており、それによって、それまでに見られた不健全な雰囲気が消滅しつつある。