フェルスタッペン、ランビアーゼが「同意を求めた」とマクラーレン移籍の背景を明かす。オファーを受けるべきだと後押し
オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、自身のレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼが2028年にチームを離れてマクラーレンへ移籍することについて初めて公の場で語った。
何年にもわたり、ランビアーゼの声はフェルスタッペンの耳に響いている。それは冷静で、率直で、そして激しい戦いのなかでも怯むことのないものだった。ふたりの築いたパートナーシップは、F1における最も手強いもののひとつだ。
フェルスタッペンの最初の公の場におけるコメントは、はるかに興味深い物語を語っている。『Viaplay』のイベントに出席したフェルスタッペンは、レッドブルとの契約終了に繋がるだろうと多くの人がみなしているランビアーゼの移籍について真相を明かした。この移籍は裏切りどころか、静かな許可要請から始まった。アストンマーティンなどの有力チームから誘いを受けていたにもかかわらず、ランビアーゼは、自身がキャリアを築くのを助けたフェルスタッペンに了解を求めたのだ。

「彼は僕に、どんなオファーを受けたのかを話した。僕は『それを受けないなんてばかげている』と言ったんだ」
「僕たちは一緒に様々なことを達成してきた。それで彼は素晴らしいオファーを得た。特に家族のことや、それがもたらすであろう安心を考えるとそうだ」
「彼は、いわば僕の同意を求めたので、絶対にそれを受けるべきだと伝えた。彼は本当に僕からそれを聞きたかったんだ」
ランビアーゼの退団のタイミングは特に興味深いものだ。フェルスタッペンは2026年に導入されたF1の新しい技術規則に対する不満を公言しており、右腕のような存在であるランビアーゼの退団がフェルスタッペン自身のレッドブル離脱への最後の後押しになると多くの人が考えていた。
さらに過去には、フェルスタッペンは、もしランビアーゼがチームを離れるなら自身もそうするかもしれないということを示唆したことがある。しかしフェルスタッペン陣営の姿勢は、反抗的な態度から、過去の功績を静かに受け入れる姿勢へと変化している。めったに控えめな発言をしないことで知られる父親のヨス・フェルスタッペンでさえ、ふたりの絆はコックピットを超えたものへと発展したと考えている。

オランダのモータースポーツメディア『RaceXpress』から、ランビアーゼの移籍はマックスの引退に繋がるのかと問われると、ヨスは冷静な見解を示した。
「状況は変わったと思う。特に4度のタイトルを獲得して、(マックスとランビアーゼは)共に多くのことを成し遂げてきた。最終的な決断はマックス次第だが、彼はこのまま続けるだろうと思う」
現在、4度のチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは新たな目標を見据えている。F1のバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止になり、4月はグランプリがなくなったため、フェルスタッペンはこの期間を利用してニュルブルクリンク24時間レースの予選レースに出場した。ニュル24時間レースの本戦は、5月14日〜17日に行われる予定だ。
