ガスリー、“金継ぎ”デザインのF1日本GP特別ヘルメットを初披露「なんて素晴らしい芸術なのかと思ったんだ」
3月25日(水)、東京タワーおよびStar Rise TowerにてF1日本GPの公式プロモーションイベント『F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2026』が開催され、トークセッションにBWTアルピーヌF1チームからピエール・ガスリーが参加。今週末のF1第3戦日本GPに向けて、スペシャルデザインのヘルメットをサプライズで公開した。
ガスリーがステージに上がった際、テーブルにはヘルメットメーカー『BELL』の黒いバッグが置かれており、そこでガスリーは「小さなサプライズがある」と、日本GPで使用するヘルメットのデザインをこのトークショーの場でお披露目することを明かした。
司会を務めるピエール北川さんのカウントダウンとともに、ガスリーはスペシャルデザインのヘルメットをバッグから取り出した。ヘルメットは、ベースカラーがホワイトで、陶磁器などの破損した部分を漆を用いて修繕する日本の伝統的な技法である『金継ぎ』を取り入れたデザインとなっている。

ガスリーは金継ぎを取り入れることを選んだ理由について、次のように語った。
「僕はもともと美術が大好きで、日本に来た2017年に金継ぎという文化に出会った。なんて素晴らしい芸術なんだと思ったんだ。壊れたものを、金継ぎによってより価値を上げる、そしてユニークなものにできるということだ。そういうわけで、日本GPのために、このヘルメットを特別なものにしたんだ」
この金継ぎデザインのヘルメットは日本GPだけで使用され、他のレースでは使用しないという。「日本の文化の要素を取り入れたかった」というガスリーにとっても、スペシャルなひとつだということだ。
今回ガスリーはガールフレンドと一緒に来日しており、初めて日本を訪れたという彼女と一緒に都内で買い物を楽しんだという。
「日本にまた来ることができて本当にアメージング。楽しみにしていたんだ」
「今回は初めて彼女を連れてきたんだけど、彼女は日本に来るのが初めてだったので、もう月曜日からずっとツアーをしている。僕はファッションも大好きなので、ショッピングをめちゃくちゃしているよ。渋谷、銀座、原宿といろいろなところを回って、買い物をして、もう今はものすごい数の買い物袋がある」
「日本のファッションって珍しくて素晴らしいので、とても勉強になった。まあ、僕はミラノに住んでいるフランス人で、ファッションに囲まれているけれど、日本のファッションが一番だ」
そう語ったガスリーは、「フランスの人が聞いてたら怒られるよね」とジョークを挟みながら、グランプリ前にリラックスした時間を過ごしていることを明かした。
さらに今年はラーメンにも初挑戦したガスリー。その感想は「なんでもっと早くラーメンを食べなかったんだろうと思うくらい」気に入ったという。レース後の月曜日には「もう一度食べてから(ヨーロッパに)帰る」ということだ。なお友人の角田裕毅におすすめの寿司屋を訪ねたところ、20件以上のリストが送られてきたといい、今回のトークショーでは共演することがなかったため「裕毅もここに一緒にいるかと思った。楽しみにしてたのにいないんだね。ハートブレイク」と語り、変わらない仲のよさをアピールした。
最後に日本GPに向けて、ガスリーは次のように意気込みを語った。
「中国GPでは6位だったので、今週末はもっともっと上に行きたいと思っている。ベストを尽くしたいしみなさんのためにもすごく頑張りたいね」
「そしてこの場を借りて感謝したい。ずっと応援してくれているし、今週末もそうだ。たくさんの方が(サーキットに)来てくれると思うし、テレビを見て応援してくれる人も含めて、僕だけではなく、F1ドライバー全員、またドライバーに限らずみんなを応援してくれているという情熱がすごく伝わっているので、引き続きベストなファンでいてほしい」
日本文化を取り入れたヘルメットを披露し、そして日本のファンに向けて「ベストなファンでいてほしい」と日本のファンの熱心さに感謝を述べたガスリーの鈴鹿での活躍に期待したい。日本GPは、3月27日(金)から29日(金)まで、三重県の鈴鹿サーキットで開催される予定だ。
