2026年F1第2戦中国GP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

【】コラピントとの激しいバトルを制したサインツが今季初入賞「すべてを最大限活かせたことが誇り」アルボンは油圧トラブル

3月17日

 2026年F1第2戦中国GPでカルロス・サインツが9位でフィニッシュし、アトラシアン・ウイリアムズF1チームは今季初ポイントを獲得した。一方でアレクサンダー・アルボンは、油圧計のトラブルにより日曜日のレースをスタートできずに終わった。

 ウイリアムズによると、アルボンがグリッドへ向かうレコノサンスラップ中にマシンに油圧系の問題が見つかった。チームは修復を試みたが解決には至らず、アルボンはレースをスタートすることができなかった。

 一方チームメイトのサインツは17番グリッドからのスタートであったが、サインツよりも前のグリッドに並んでいたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ガブリエル・ボルトレート(アウディ)がスタートできなかったため、彼の前に並ぶマシンは13台となった。サインツはスタート直後にポジションを上げ、1周目終了時点で10番手まで浮上。しかしその後はミディアムタイヤのグレイニングに苦しみ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)らに次々と先行を許し13番手へ後退した。

 この状況を打破するためサインツは9周目に早めのピットストップを行い、ハードタイヤへ交換した。だがその翌周にランス・ストロール(アストンマーティン)がコース上でストップしたことでセーフティカーが導入され、ライバル勢はサインツよりも有利な条件でタイヤ交換を行うことができた。

 13周目にレースが再開し、サインツは残りの周回をハードタイヤで走り切る戦略を採った。他車のミスやピットストップに乗じてサインツはトップ10に入ると、終盤はピットストップを終えたフランコ・コラピント(アルピーヌ)との激しいバトルになったが、最終的にポジションを守り切り、コラピントに0.7秒差をつけて9位でフィニッシュ。2026年シーズン初のトップ10フィニッシュをチームにもたらした。

■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=9位(55周/56周)
17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
2026年F1第2戦中国GP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

「力強いスタート、効果的なタイヤマネジメント、そして終盤の(フランコ・)コラピントに対する守りによって、ポイントを獲得できていい気分だ。現時点では純粋なペースでポイントを争える位置にいないことはわかっている。しかし今日はそれ以外のすべてをうまくやることができて、それが結果に繋がった」

「すべてを最大限活かせたことを誇りに思うべきであり、このポイントがトラックにいるチーム、そしてグローブのファクトリーにいる全員のモチベーションになることを願っている。みんなが大変な努力を続けているので、今後数週間もさらに努力を重ねてマシンのパフォーマンスを高めていく必要がある。バモス!」

■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=DNS(0周/56周)
18番グリッド/タイヤ:ハード

アレクサンダー・アルボン&カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
2026年F1第2戦中国GPドライバーズパレード アレクサンダー・アルボン&カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

「今日はあまり得るものがなかった。グリッドへ向かう周回中に油圧系の問題が見つかり、レースをスタートすることができなかった。日本GP前にマシンを再確認するため、少しでもでコースに戻って走行できる可能性を期待していたが、残念ながら問題を時間内に解決することはできなかった。僕たちは問題点やフィードバックを徹底的に精査し、信頼性の問題を理解してパフォーマンス向上に繋げなければならない」

「チームとして重要なのは、自分たちがコントロールできる部分とできない部分を区別することだ。そして2週間後の日本に向けてチーム一丸となって準備をしなければならない。今日の救いは、カルロスがチームのためにポイントを獲得してくれたことだ。そして(アンドレア・)キミ(アントネッリ)の初優勝にも祝福を送りたい」



(Text : autosport web)