【】「まるでバンド再結成」とメルセデスも喜んだハミルトンの表彰台。“久々の楽しいレース”でフェラーリ移籍後初の登壇
3月16日
2026年F1中国GP決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンは3位で、移籍後初の表彰台を獲得した。シャルル・ルクレールは4位に続いた。
ハミルトンは3番グリッドから、スタート直後にメルセデス2台の前に出てトップに浮上。しかし2周目にアンドレア・キミ・アントネッリに、4周目にジョージ・ラッセルに抜き返され、3番手に戻った。ルクレールもスタート直後は4番グリッドから3番手に上がったが、ファーストスティントはハミルトンの後ろ4番手を走行した。
10周目、セーフティカー出動時に上位5台はタイヤ交換を行い、ハミルトンは5番手、ルクレールは7番手に。しかしリスタート後の数周で、ハミルトンはラッセルなど3台を抜いて、アントネッリに続く2番手に浮上。ルクレールは、オーバーテイクを繰り返し、16周目にはフェラーリが2番手と3番手を走る形になった。ふたりは10周近く、順位を入れ替えながら激しいバトルを繰り広げたが、後方のラッセルに抜かれ、29周目には3番手と4番手に。

表彰台の一角を争う形になったハミルトンとルクレールは、激しいバトルを続けた結果、ハミルトンが3番手を維持、ルクレールは徐々に遅れを取り、3.627秒差の4位という結果になった。
ハミルトンはメルセデス勢に続く3位表彰台を獲得したが、ウイナーのアントネッリとは25.267秒差、2位ラッセルとは19.752秒差と、大差をつけられた。
表彰台にはメルセデスを代表してアントネッリのレースエンジニア、ピーター・ボニントン(愛称ボノ)が登壇。ボニントンはハミルトンのメルセデス時代を支えた担当レースエンジニアだったため、表彰式は温かい雰囲気に包まれた。
ボニントンは「ルイスがキミと一緒にそこにいて、本当に特別な瞬間だった。私はきっとこれを大切な思い出として心に留めておくだろう。まるでバンドが再結成したような気分だった」と『Sky Sports F1』のインタビューで語っている。
さらにメルセデスチーム代表トト・ウォルフは、「ルイスがキミ、ジョージ、そしてボノとともに表彰台に立ったのを見ることができたのは素晴らしいことだった」とコメントした。
「彼ら4人は皆、メルセデスの歴史において大きな存在であり、揃って表彰台に上がる姿を見ることができたのは本当に素晴らしい瞬間だった」
一方、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ハミルトンとルクレールの激しいバトルについて、次のようにコメントした。
「ルイスにとってフェラーリでの初表彰台は重要な一歩であり、うれしく思う。2人のドライバーのバトルは非常にエキサイティングで、思わず自分の心拍数を確認しなければならなかったほどだ。私は彼ら2人を信頼しており、ポジションを固定するよう指示するつもりはなかった。それは不公平だっただろう。彼らはプロフェッショナルであり、今日のバトルはチームにとってもスポーツにとっても良いものだった」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=3位(56周/56周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「(F1初優勝を挙げた)キミに心からおめでとうと言いたい。彼とこの瞬間、そして表彰台を共有できてとてもうれしい」
「全体として、僕たちにとってとてもポジティブな週末だった。多くを学び、マシンを最適化する方法を改善することができたと思う。今日はここ数年で最も楽しいレースの一つだった。特にシャルルと、厳しくもフェアなバトルができたんだ」
「この素晴らしい観客の前でレースができたこともあって、さらに特別な経験になった。まだやるべき仕事は残っているが、僕たちは正しい道を進んでいる。マラネロのチーム全員に心から感謝したい。今後数週間も、さらにメルセデスと戦うために努力を続ける」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(56周/56周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「多くのバトルがあり、本当にエキサイティングなレースだった。今年の新しいマシンはレースをしていて本当に楽しい。戦いの鍵は戦略とエネルギーのデプロイメントであり、それを使ってライバルより前に出るための駆け引きができるんだ」
「ルイスは週末を通して速かったので、彼が3位をつかんだことに驚きはない。彼はその結果に値する。僕たちは素晴らしいバトルを繰り広げたし、今年はこれからも良い戦いが見られるはずだ」
「そして初勝利を挙げたキミにおめでとうと言いたい。ああいう純粋な感情を見ると、いつも胸を打たれる。彼は今日素晴らしい仕事をした。本当によかったね」
(autosport web)
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