2026年F1第2戦中国GP ポールポジションを獲得し、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)から祝福を受けるアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

【】F1史上最年少ポールを喜ぶアントネッリ「これは始まりにすぎない」ラッセルがコース上でストップ「Q3ノータイムも覚悟」

3月15日

 2026年F1中国GPの土曜、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリはスプリント5位、予選1番手を獲得。19歳のアントネッリは、F1史上最年少でのポールポジション達成を成し遂げた。ジョージ・ラッセルはスプリントで1位、予選では2番手だった。

 スプリントでメルセデスはフロントロウを独占したが、スタートで1番グリッドのラッセルは2番手に、2番グリッドのアントネッリは7番手に、それぞれ後退した。ラッセルはトップに立ったルイス・ハミルトン(フェラーリ)と順位を入れ替えながら接近戦を繰り広げたが、最終的にはリードを保持、ハミルトンを抜いて2番手に上がったシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑え切って勝利を挙げた。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第2戦中国GPスプリント ジョージ・ラッセル(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)のバトル

 アントネッリは3番手まで順位を上げたが、オープニングラップでアイザック・ハジャー(レッドブル)との間に起きた接触に責任ありと判断され、10秒のタイムペナルティを科された。セーフティカー出動で多くのドライバーがピットインした際に、アントネッリもタイヤ交換に入り、その際にペナルティを消化、5位でフィニッシュした。

 予選Q3で、アントネッリは2回のアタックの両方で全体の最速タイムを記録した。一方、ラッセルはQ2終盤にフロントウイングに問題が発生。交換した後にQ3のアタックのためコースに出ると、すぐにコース上でストップ。自力でピットに戻ったが、バッテリーとギヤに問題が出ていたという。Q3終盤にコースに出ることができたが、1回しかアタックラップを走ることができず、そのなかで2番手をつかんだ。

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
スプリント 5位(2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト)
予選 1番手(Q1=3番手1分33秒305:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分32秒443:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分32秒064:ソフトタイヤ)

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第2戦中国GP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がポールポジションを獲得

「今日達成した結果にはとても満足している。グランプリでのポールポジションを初めて獲得し、さらにF1史上最年少ポールシッターになるという記録を達成できたのは本当に信じられないことだ。チームは一日を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、彼らの努力に感謝したい」

「今朝のスプリントレースは、望んでいたような展開にはならなかった。スタートがうまく決まらず、さらにオープニングラップで接触があった。ただしペース自体は良く、巻き返してポイントを獲得することができた」

「幸いにも予選はよりスムーズに進んだ。走行を重ねるごとにタイムを改善し、Q3ではクリーンなラップを2回をまとめて、ポールポジションを獲得できた」

「明日のグランプリを楽しみにしている。フェラーリ勢はスプリントで良いペースを見せていたし、ジョージもとても速い。興味深い午後になるはずだよ」

(FIA記者会見で語り)「これは始まりに過ぎない。これからもっと多くのことが起こるのは分かっているから、とてもうれしい」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第2戦中国GP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
スプリント 1位(1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト)
予選 2番手(Q1=2番手1分33秒262:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分32秒523:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分32秒286:ソフトタイヤ)

スプリントで勝利を挙げたジョージ・ラッセル(メルセデス)、2位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第2戦中国GP スプリントで勝利を挙げたジョージ・ラッセル(メルセデス)、2位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

「まず、今日素晴らしい仕事をしたキミに祝福を送りたい。F1でポールポジションを獲得するのは本当に難しいことであり、史上最年少でそれを成し遂げたというのは、彼がどれほど優れたドライバーであるかを示している」

「僕自身の話をすると、予選はかなり混乱した展開だった。Q2の終盤にフロントウイングの問題が発生したが、Q3開始直前に新品へ交換することができた。でもアウトラップを開始した時にまだ何かがおかしいと感じ、完全なチェックのためにガレージへ戻らなければならなかった。幸いチームのおかげでコースに戻り、1回だけプッシュラップを走ることができた。そのなかで最大限の結果を引き出すことができたと思う」

「そう考えれば、2番手でも良い結果だし、チームとしてフロントロウを確保できた以上、これ以上の結果を望むことはできない。明日に向けての焦点は、クリーンなスタートを決めることだ。メルボルンでも、そして今日のスプリントでも、フェラーリ勢がいかに強いかを見てきた。彼らがプレッシャーをかけてくるのは間違いないので、こちらも最高のパフォーマンスを発揮する必要がある。僕たちには勝利を争えるレースペースがあると分かっているが、すべては日曜日にうまくレースを実行できるかどうかにかかっている」

(FIA記者会見で語り)「とにかくクレイジーなセッションだった。Q2の終盤にフロントウイングが壊れてしまった。その後、(Q3で)コースに出た瞬間に何かがおかしいと感じた。コース上で止まり、マシンの再始動を試みたが、すぐにはかからなかった。その後ようやく始動してピットに戻ったものの、ギヤが入らなかった」

「最終的には、ぎりぎりのタイミングで何とかコースに出ることができた。だから、今ここに座っていられることを本当にうれしく思っている。というのも、タイムを記録できないまま10番手に沈んでいた可能性も十分にあったからだ」

「2番手という結果は、正直言って予想以上だった。ラップを始めた時は、バッテリーもなく、タイヤの温度も足りていなかったので、もっと下の順位になると思っていた。だからここにいられることが本当にうれしい」



(autosport web)