フェラーリは回転式フラップのついたリヤウイングを投入。唯一のフリー走行はラッセルが最速/F1中国GP FP1
2026年3月13日(金)、F1第2戦中国GPのフリー走行1回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。
今週末の中国GPは、今シーズン最初のスプリント・フォーマットでの開催だ。フリー走行はこの1回のみ、つまりスプリント予選、そしてスプリントレースに向けてマシンを整える時間はこの1時間だけだ。そのためこのFP1は非常に貴重かつ重要なセッションとなる。持ち込まれたタイヤはハード(白)がC2、ミディアム(黄)がC3、ソフト(赤)がC4という5種類のうちの真ん中の3種類だ。
気温13度、路面温度16度というドライコンディションで、現地時間11時半にセッションがスタート。アストンマーティンの2台のみソフトタイヤ、それ以外の20台はミディアムタイヤでコースに出て行った。開始早々、最終コーナーでノリスとルイス・ハミルトン(フェラーリ)が接触し、パーツが飛び散った。ハミルトンはコース上でスピンも喫しており、ブレーキがロックしたと報告していた。なお今週末のフェラーリは、プレシーズンテストでも話題になった、1回転するフラップのついたリヤウイングを持ち込んでいる。
開幕戦勝者のラッセルが1分23秒169でトップに立ち、2位に入賞したアントネッリが1分34秒794で2番手につけており、メルセデスの2台は好調な出だしだ。3番手には1分34秒950のオリバー・ベアマン(ハース)がつけている。その後シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分34秒409でメルセデス勢の間に割って入る2番手タイムを記録した。
開始から10分過ぎ、走行中だったアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)のマシンから煙が上がったため、リンドブラッドはマシンを降りることになった。コース上はバーチャルセーフティカー(VSC)となり、リンドブラッドのマシンの回収が終わったところでVSCも解除された。アストンマーティンはソフトで走行を重ね、フェルナンド・アロンソが1分38秒579、ランス・ストロールが1分39秒223を記録している。
各車ミディアムで周回を重ね、一度ピットに戻り、セッション中盤に入ると同じタイヤでコースに出ていく。そんななかハミルトンがソフトに履き替えて、1分34秒617をマークして3番手に浮上した。ミディアム勢ではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が1分34秒550でハミルトンを上回った。この後のスプリント予選のSQ1、SQ2はミディアムタイヤで争われるため、ミディアムでの走行も重要だ。
残り15分を切ると、各車ソフトタイヤに履き替えてコースに出た。ミディアムでトップだったラッセルはソフトで1分32秒741、アントネッリが0.120秒差の1分32秒861で、メルセデスが再びワン・ツーを独占。ピアストリが1分33秒477で3番手につけるが、ラッセルとの差は0.736秒だ。
4番手以降ピアストリ、ルクレール、ハミルトンと上位3チームが6番手までにつけ、ベアマンが中団勢トップとなる7番手に。レッドブルはマックス・フェルスタッペンが8番手、アイザック・ハジャーは13番手だった。9番手はニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、10番手はピエール・ガスリー(アルピーヌ)となっている。アストンマーティンはアロンソが18周を走って18番手、ストロールが20周を走り20番手だった。
この後は日本時間16時30分より、スプリントレースのグリッドを決めるスプリント予選が行われる。





