2026年F1第1戦オーストラリアGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

【】オコンとの激しいバトルを制してガスリーが10位入賞「本当に苦労して手にした1ポイントだ」コラピントはスタートで危機一髪

3月10日

 2026年F1第1戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、BWTアルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは終盤エステバン・オコン(ハース)との激しいバトルを制して10位入賞、フランコ・コラピントはペナルティの影響もあり14位でレースを終えた。

 ガスリーは14番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、1周目に9番手まで順位を上げることに成功した。11周目にアイザック・ハジャー(レッドブル)がストップしたことでバーチャルセーフティカー(VSC)が導入されると、ガスリーはピットに入ってハードタイヤに交換して11番手でコースに戻った。第2スティントでもオコンとのバトルは続き、接触もあったが、両者お咎めなしとなっている。最後はガブリエル・ボルトレート(アウディ)も含む3台で入賞争いが繰り広げられ、ガスリーが10位、オコンが0.8秒差で11位と僅差で1ポイントを掴み取った。

 チームメイトのコラピントはガスリーと反対の戦略で、16番グリッドからハードタイヤでスタート。その直後、スタート時にパワーを失ってしまったリアム・ローソン(レーシングブルズ)がコラピントの目の前に現れ、コラピントはすぐさまステアリングを右に切って、ローソンのマシンとウォールの隙間を走行し接触を回避した。

 その後コラピントは2回のVSCの間もステイアウトを選択し、ハードスタート勢のなかでは最も長い第1スティントを走って、46周目にソフトタイヤに交換。1周遅れの14位で完走した。なおレースの前には、フォーメーションラップ開始の15秒前を知らせるシグナルが点灯した後に、チームスタッフがグリッド上でコラピントのマシンに触れるという違反があった。この場合、本来ならばマシンはピットレーンからスタートしなければならないが、それができなかったためコラピントは代わりにストップ&ゴーペナルティを受けた。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(57周/58周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

「本当に苦労して手にした1ポイントであり、入賞できたことを嬉しく思う。今日のレースはとても長く感じた。スタートではいい蹴り出しで、いくつかポジションを上げることができた。その後もコース上ではおもしろいバトルがいくつもあった。ただ接触による小さなダメージがあり、その影響でマシンの本来のポテンシャルを完全には発揮できなかったと思う。状況がもう少しこちらに味方していれば、さらに上位を争えていた可能性もある。とはいえポジティブな要素が多くあり、来週に向けて学ぶべきことも非常に多いので、今週はしっかり時間をかけて取り組むことになるだろう」

「レースの内容は確かにこれまでとは異なるものだった。今日は多くの新しい課題があり、戦略や考慮すべき要素も非常に多かった。でも実際にレースを経験したことで、理解し実行すべき新しい戦略や工夫がたくさん見えてきた」

「個人的にはとても楽しめたレースであり、終始忙しい展開だった。そして今後取り組むべき課題もたくさん得た。来週は中国でスプリントウィークエンドが控えており、すぐに準備を整えて素早くペースをつかむ必要がある。ここを満足した気持ちで離れることができる。チーム全員におめでとうと言いたい」

■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=14位(56周/58周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ソフト

フランコ・コラピント(アルピーヌ)
2026年F1第1戦オーストラリアGP フランコ・コラピント(アルピーヌ)

「結果だけを見れば、望んでいた位置ではない。しかしレースペースや重要なデータを収集できたことはポジティブな要素であり、今後のレースに向けて学べることは多い。今回のグリッド位置から考えると、厳しいレースになることは最初からわかっていた。そして最終的には、スタート手順違反によるペナルティが、さらに上位を争う機会を失わせる結果となった。勝つときも負けるときもチームとして一緒であり、僕たちは常にひとつだ」

「実際のところ、レースを完走できたのは幸運だった。スタート直後、ラインから非常に遅れて発進したリアム・ローソン(レーシングブルズ)を避けようとして危険な瞬間があり、危うく彼のマシンに追突するところだった。最後の瞬間に彼の存在に気付き、右へ回避して彼とピットウォールの間をすり抜けた。壁に触れたと思うが、幸い大きなダメージはなく、無事に1周目を乗り切ることができた」

「結果は理想的ではないが、週末のスタート時点を考えれば、マシンのフィーリングやパフォーマンスには満足できる部分がある。特にレースペースに関しては、中団のライバルたちと比較しても競争力があると思う。また、シーズン開幕戦でポイントを獲得したピエールにもおめでとうと言いたい」



(Text : autosport web)