【】レッドブル、クラッシュにより『RB22』のテストプラン見直しへ「マシンの損傷を分析し、残り1日について慎重に検討」
1月28日
アイザック・ハジャーは、F1バルセロナテストでレッドブル・レーシングのレースドライバーとして初めて走行、初日を素晴らしい形で終えたが、2日目にウエットコンディションでクラッシュし、2026年型マシン『RB22』にダメージを負わせてしまった。マシンが破損したことは、レッドブルの今週のテストプランに影響を及ぼす。
テスト初日の1月26日、ハジャーは合計100周以上を走りこみ、タイムシートのトップに立った。レッドブル・フォード製パワーユニット(PU)を搭載したマシンがコース上を走ったのはこれが初めてだったことを考えれば、非常にポジティブな一日だったといえる。

ハジャーは、1日目の走行を終えた際に、「かなり生産的な一日だった」と語った。
「驚いたことに、想像していた以上に多くの周回を重ねることができ、すべてがとてもスムーズに進んだ。問題はごく小さなものしかなかった。自社製エンジンで迎える初日だったことを考えると、かなり印象的だし、間違いなくスムーズだったといえる」
2025年のマシンと比較して新世代マシンをどう感じたかと問われたハジャーは、「全体的にダウンフォースは明らかに少なくなっている。前世代のマシンと比べると、より予測しやすく、よりシンプルで、扱いやすい」と語った。
「パワーユニットの面では、ドライバーが扱える選択肢がかなり増えていて、今日からすでにその作業に取り組み始めている。それはとても興味深い点だ」
完全に新しいパワーユニットから得た第一印象にも明らかに満足していたハジャーは、「初日としては上出来だった」と認めた。
「僕は昨年がF1最初のシーズンだったが、少なくともその年に慣れ親しんできたものとは、それほど大きく違う感じはしない。アップシフト、ダウンシフトの感触も問題なかった。もちろん、まだ調整すべき点はいくつかあるが、全体としてはしっかりしている」
個人的な面では、「この一年に向けて、これ以上ないほど準備してきたと思う」とハジャーは述べた。
「その成果として、少なくともとても良い初日を迎えられてうれしい。ただし、まだ仕事は終わっていない」

翌27日は、ハジャーにとってバルセロナテストでの最後の走行日だった。しかし残念ながら、その日は、ハジャーとレッドブルにとって最悪の形で終わることになった。
午前中、ドライコンディションの際にはマックス・フェルスタッペンが走行。ハジャーはランチタイム明けに、路面が濡れた状態のコースを走り出した。
ハジャーは、ほとんどの時間をインターミディエイトタイヤを履き、ウエットコンディションの中で周回を重ねた。しかし、サーキット最終セクターの非常に高速な最終コーナーの立ち上がりでRB22のコントロールを失い、ランオフエリアの最奥にあるテックプロバリアへ、リヤから激しくクラッシュした。
この事故についてハジャー自身はコメントしなかったが、チーム代表のローラン・メキースは、現地でRB22を修復できるかどうか確信が持てないと認めた。レッドブルは十分なスペアパーツを製作する時間がなく、損傷の完全な評価は一晩かけて行う必要があるという。
今週のテストが終了する30日までにRB22の修復が可能となった場合、そのマシンをドライブするのはフェルスタッペンとなる見込みだ。ハジャーはすでに1日半のテストを消化したが、フェルスタッペンはまだ半日しか走っていないからだ。今週のテストでは、各チームは5日間の期間のなかで3日間走行することが許されている。

現時点では、レッドブルはバルセロナに持ち込んだRB22がいつ、そして本当に走行可能になるのかを把握できていない。
メキースは「次に走れる機会を待ちきれない」としつつも、十分なスペアパーツがあるかどうかはまだ分からないとして、「現在それを分析している最中で、少し後に答えが出ると思う」と率直に語った。
「今夜この時点での最優先事項は、マシンの損傷を評価し、今後数日間に走行の可能性がどれほどあるかを見極めることだ。残された日は1日しかないため、そのカードを慎重に切らなければならない。この分析には、まだ数時間を要する」
メキースは、F1でまだ2年目のハジャーのミスを過度に問題視することなく、「今日の午後は非常にトリッキーなコンディションだった。そのため、あのような形で終わってしまったのは非常に残念だが、これもゲームの一部だ」と語った。
「今日は困難に見舞われたが、昨日は極めてポジティブな一日だった。アイザックがマシンで多くの周回を重ねることができた点、そして彼の学習や成長、エンジニアへのフィードバックという点でも、非常に前向きな一日だった」
経験の浅いドライバーをウエットコンディションで走らせた理由について、メキースは「雨が降る前に、ドライコンディションで走れたのは1ラン分だけだった。しかし、現レギュレーション下では、雨の中で走ること自体も興味深いと感じた。すべてが新しい状況だからだ」と説明した。
「チェックリストは、バルセロナでの数日間だけで消化するには長すぎる。だからこそ、常に優先順位の問題になるし、困難が生じたときや、追求すべき興味深い方向性が見えたときには、柔軟に対応し、プログラムを適応させていく必要がある」

(GrandPrix.com)

