2026.01.14

SF挑戦のロバンペラがNZでフォーミュラ実戦デビュー。ローソンは豪州RSCカマロを初ドライブ


「ここから続けて向上し続けられることを願っている」と4週連続の実戦に臨む
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 F1ドライバーとして今季2026年もレーシングブルズのエースを務めるリアム・ローソンが、同郷ニュージーランド(NZ)出身の“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギスバーゲンがかつてドライブしたスーパーカーを初試乗。一方、今季2026年より日本のスーパーフォーミュラを舞台に本格的なシングルシーター・キャリアを歩む元WRC世界ラリー選手権王者カッレ・ロバンペラは、そのNZでカストロール・トヨタ・フォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィー(FROT)でのデビューウイークを終え、フォーミュラでの実戦デビューを果たしている。い

 オーストラリア最高峰RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップにて、強豪に君臨するトリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)が製作したシボレー・カマロZL1は、同チームオーナーのトニー・クインが所有する1台で、先日、NZのクロムウェルにあるハイランド・モータースポーツ・パークでローソンがステアリングを握った。

 これはローソンにとって最新Gen3規定スーパーカーの2度目の試乗となり、2024年にF1オーストラリアGP併催のアルバートパークで、当時ブランシャード・レーシング・チーム(BRT)のフォード・マスタングを駆って周回走行を経験している。

 ローソンは改めて、このレッドブル・アンポル・レーシングの2025年仕様カマロZL1をドライブし、これによりフォードとGMシボレー双方の車両を経験。同地ハイランドのSNS動画でこのスーパーカーのパフォーマンスを絶賛した。

「運転していて本当に楽しいクルマだ」と笑顔を浮かべたローソン。

「最高だった。ドライブしてみると、このクルマはまさに生粋のレーシングカーだ。大きなシーケンシャルシフターと3ペダル、主要なアシスト機能はほぼ存在しない。とにかく生々しく、音も大きいんだ」

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 この個体は、聖典『バサースト1000』でSVGが優勝を果たしたのち、昨季2025年シーズン開幕に向けT8のレースカーとして再デザインされたもので、現在はNZ国内で保管されている。さらに同年のFROTでタイトルを獲得し、今季2026年より新たなチームメイトを務めるアービッド・リンドブラッドも先輩より一足先にそのシートに座っていた。

 そのNZは、2026年に初めてタウポとクライストチャーチのルアプナでRSCの2連戦を開催予定で、この日のローソンはNZ乳がん財団のために乗客を乗せてドライブを楽しみ、およそ5万NZドル(約460万円)以上の募金を集めた。

「このサーキット(ハイランド)も最高だ。難しい縁石やオフキャンバーなどがたくさんある。いつか彼ら(豪州RSC)がここでレースをする姿を見ることができたら素晴らしいね」と続けたローソン。

 すでにNZの大スターとして認知されるローソンは、かつて2024年オフに古くなったスバル・フォレスターに非常にユニークな改造を施し、チャリティオークションに出品する作業で話題を集めた。完成したフォレスターの収益は、学校や地域社会にメッセージと支援を広めるI AM HOPE財団に寄付された。

先日、NZのクロムウェルにあるハイランド・モータースポーツパークでローソンがステアリングを握った
「最高だった。ドライブしてみると、このクルマはまさに生粋のレーシングカーだ」とローソン
2024年にはF1オーストラリアGP併催のアルバートパークで、当時ブランシャード・レーシング・チーム(BRT)のマスタングをドライブしている
かつて2024年オフに古くなったスバル・フォレスターにユニークな改造を施し、チャリティオークションに出品する作業で話題を集めた

■歴代王者にノリス、ローソン、リンドブラッドら

 そして、フィンランド出身で25歳のカッレ・ロバンペラもこの1月にNZへ上陸。このWRC“2冠”王者の長期的な目標はシンプルにF1に参戦することで、すでにドライビングの面でも着実に成長を続けており、2026年のFROTフォーミュラ・リージョナル・オセアニアはまさにその第一歩に過ぎない。これは2026年のロバンペラにとって最大の挑戦となるスーパーフォーミュラに挑戦する前に、シングルシーターに慣れる機会となる。

 このFROTは、前述のとおりF1ドライバーを含む多くのドライバーのトレーニングの場となっており、ランス・ストロールは2015年、ランド・ノリスが2016年、そしてリアム・ローソンは2019年にチャンピオンを獲得し、昨季2025年はリンドブラッドもその系譜に名を連ねた。

 実戦デビューのレースウイークを前に、自身のSNSチャンネルでファンに向けてメッセージを投稿していたロバンペラも「初めてのシングルシーター・レースウイークエンドがやってきた! フォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィーの4連戦初戦が開幕し、最初のテストセッションはすでに終了している。学ぶことがたくさんあり、忙しい1カ月になるだろうが、だからこそ僕たちはここにいるんだ!」と意気込みを記していた。

 今季で21年目を迎えるFROTは、各週末に4レースが行われ、最終週末は3レースを実施。合計15レースが4週間にわたって開催される。開幕戦のハンプトン(1月8日〜11日)に続いてタウポ(1月15日〜18日)、NZ南部のテレトンガ(1月22日〜25日)でレースが開催され、最終戦はハイランド・モータースポーツパーク(1月29日〜2月1日)で争われる。

 引き続きトヨタの支援を受けGAZOO Racing NZのサポートするハイテックチームからタトゥースFT-60/ピレリをドライブして挑んだロバンペラは、ハンプトン・ダウンズ・モータースポーツパークの週末を通じてトップとのタイム差を大幅に縮め、日曜日の予選では9番手タイムを記録し、ポールポジションまで約0.5秒にまで詰めてみせた。

「今日の最初のレースは18番手からスタートし、激しいバトルと数人のドライバーへのタイムペナルティの後、13位でフィニッシュした」と綴ったロバンペラ。

 その最終メインレースでは9番手グリッドから出たが、スタート直後にポジションをひとつ落とし、セバスチャン・マンソンとポジション争いを繰り広げた末に接触。リプレイ映像によると、ロバンペラはマンソンにコースアウトさせられ猛スピードでグラベルへ。このアクシデントにはロバンペラ、マンソン、ライアン・ウッド、イェヴァン・ダヴィッドの4名のドライバーが関与し、WRCチャンピオンのデビュー戦はオープニングラップで終了となった。

「週末のフィーチャーレースでは予選9番手だったが、残念ながら1周目にコースアウトしてしまい、レースはリタイアになった。クラッシュに巻き込まれた4名のドライバー全員が無傷で無事にレースを終えることができたのは、もちろん何よりも大きな喜びだ」と続けたロバンペラ。

「それでも、週末には貴重な経験をたくさん積むことができた。CTFROTは来週のレースのためにタウポに向かうから、ここから続けて向上し続けられることを願っている」

カストロール・トヨタ・フォーミュラ・リージョナル・トロフィー・オセアニア(FROT)で実戦デビューを果たしたカッレ・ロバンペラ
「ここから続けて向上し続けられることを願っている」と4週連続の実戦に臨む


(autosport web)

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