2025年F1オランダGP 観客席のファンたち

【】データが示す2025年F1人気。女性&若者ファンが増加、過去最高の観客動員数。映画『F1/エフワン』は記録達成

1月11日

 フォーミュラ1は、2025年の世界選手権におけるファンエンゲージメントに関し、非常に印象深い調査結果を公表した。調査によって導き出されたデータは、特に米国市場において、そして特に興味深い点として女性ファン層においても、F1が非常に力強いペースで成長を続けていることを疑いなく示している。

2025年F1第6戦マイアミGP
2025年F1第6戦マイアミGP スタートシーン

■若年層・女性ファンの拡大が顕著

 F1が公表したデータによると、2025年におけるF1の世界的ファン層は8億2,700万人に達した。これは、前年比で12%増、2018年比では63%増となる。また、F1にとって極めて心強い材料として、2025年時点で全ファンの43%が35歳未満であり、この年齢層のファンは前年比で5,100万人増加したことが明らかになった。また、過去1年間に新たに増加したファン全体の57%が35歳未満であった。このような若年層のファン層の拡大はF1の将来にとって非常に明るい兆しと言える。

 さらに、女性ファンの数も大幅に増加しており、F1はよりジェンダーバランスの取れたスポーツへと進化している。今回の発表によれば、現在はファン全体の42%が女性であり、2018年の37%から増加している。また、女性ファンは前年比で4,300万人増加し、2025年に新たに獲得したファンの48%が女性であった。

2025年F1サンパウロGP
2025年F1サンパウロGPのファンたち

■観客動員も過去最高、『F1/エフワン』が史上最高興収のスポーツ映画に

 ファン数の数値はソーシャルメディアのデータに基づいているが、現地観客数の面でも成長が明らかだ。2025年に開催された24戦のグランプリのうち、19戦の現地観戦チケットが完売した。F1によると、シーズン全体の総観客動員数は670万人に達した。この数は史上最多であり、11のグランプリで新たな観客動員記録が更新された。特に、オーストラリアGP(46万5,000人)やイギリスGP(50万人)を含む4つのレースウイークエンドでは40万人を超える観客を集めた。

 また、ベルギーGP(38万9,000人)、イタリアGP(36万9,000人)、カナダGP(35万2,000人)を含む10のレースウィークエンドでも、30万人を超える観客動員が記録された。

 今回F1が行った調査では、2025年6月初旬に公開された映画『F1/エフワン(原題=F1 the Movie)』の影響についても分析されている。本作は興行収入6億3,000万ドル超(約991億円超)を記録し、史上最高の興行成績を収めたスポーツ映画となった。『F1/エフワン』は、米国およびカナダ以外の78市場、4万4,000以上のスクリーンで上映され、ブラッド・ピット主演作品としては史上最大の世界同時公開初週末興行収入を記録した。これにより本作は彼のキャリアにおける最高興行収入作品ともなった。本作の制作では、14のグランプリにわたって185時間以上の撮影が行われ、2,000時間を超えるF1の放送映像も活用されている。

映画の撮影を行うブラッド・ピットとダムソン・イドリス
2024年F1アブダビGP 映画の撮影を行うブラッド・ピットとダムソン・イドリス
ジェリー・ブラッカイマー、ブラッド・ピット、ルイス・ハミルトン、ティム・クック、ダムソン・イドリス
『F1/エフワン』のワールドプレミアに参加したジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)、ブラッド・ピット、ルイス・ハミルトン、ティム・クック(Apple社CEO)、ダムソン・イドリス

 さらに、『F1/エフワン』がApple TVで配信開始されると、即座に同社のストリーミング視聴ランキングで首位に立ち、劇場公開作品としては同プラットフォーム史上最大の初週末視聴記録を樹立した。この成功は、F1がApple TVと米国における独占放送パートナーとしての革新的な契約を結ぶ後押しともなった。



(Text : GrandPrix.com)