2025.12.30

日本人最多出走記録を更新したカーナンバー“22”の5シーズン。角田裕毅のF1戦績を歴代マシンと振り返る


2025年F1第24戦アブダビGP 角田裕毅(レッドブル)
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 2021年から2025年まで、四輪モータースポーツの最高峰であるF1世界選手権に戦った日本人ドライバーの角田裕毅。2026年はレッドブルのリザーブ兼テストドライバーとしてF1に引き続き残ることになっているが、ここでレギュラードライバーとして参戦した5シーズンをマシンとともに一度振り返りたい。

■2021年:7年ぶりの日本人F1レギュラードライバーとしてデビュー

・マシン:スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ『AT02』
・シーズン成績:14位(32ポイント)
・最高位:4位(第22戦アブダビGP)

“F1史上初の2000年代生まれ”ドライバーとしてデビューした2021年。開幕戦バーレーンGPでは、初陣ながら元王者のキミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテルらを次々とオーバーテイクして9位入賞という、日本人初のデビュー戦ポイント獲得の快挙を成し遂げた。シーズン中盤にはクラッシュやミスに苦しむ場面も見られたが、最終戦アブダビGPでは自己最高位となる4位でフィニッシュし、翌年への期待を大きく膨らませた。

 ちなみに、角田が自身のカーナンバーに“22”を選んだ理由は、当初は自分の誕生日とカートレースデビュー時の番号である“11”を希望していたが、すでにセルジオ・ペレスが使用していたため、1+1=2で、その数字をふたつ重ねた“22”を選択したと説明されている。

■2022年:マシン規定変更初年度に苦難。そのなかでみせた成長

・マシン:スクーデリア・アルファタウリ『AT03』
・シーズン成績:17位(12ポイント)
・最高位:7位(第4戦エミリア・ロマーニャGP)

 グランドエフェクト車両導入の新レギュレーションが導入された2022年。角田は開幕戦こそ8位入賞を果たしたものの、AT03の車重過多や開発の遅れに悩まされる年に。中盤戦以降の成績は下位に沈むことが多い厳しいシーズンとなったが、予選や決勝での安定感は初年度よりも向上。特に第4戦での7位入賞など、チャンスを確実にものにする姿勢を見せた。

■2023年:ファステストラップ記録などチームエースの存在感

・マシン:スクーデリア・アルファタウリ『AT04』
・シーズン成績:14位(17ポイント)
・最高位:8位(第19戦アメリカGP、第23戦アブダビGP)

 角田がアルファタウリのエースたる風格を漂わせ始めた3年目。このシーズンは各チームの戦力差が拮抗したこもあり無得点のレースも多かったが、第19戦アメリカGPでは日本人として史上3人目となるファステストラップを記録。最終戦アブダビGPでは、予選6番手から日本人として19年ぶりのリードラップを走行、さらにファン投票による『ドライバー・オブ・ザ・デイ』に選出されるなど、その存在感を世界に知らしめた。

■2024年:12年ぶりの母国入賞など、新体制でも抜群の安定感

・マシン:ビザ・キャッシュアップRB『VCARB 01』
・シーズン成績:12位(30ポイント)
・最高位:7位(第3戦オーストラリアGP、第6戦マイアミGP、第21戦サンパウロGP)

 チーム名がスクーデリア・アルファタウリからビザ・キャッシュアップRBの新体制に変化した2024年、角田は抜群の安定感を発揮した。第3戦オーストラリアGPで7位入賞すると、第4戦日本GPでは母国の大ファンの前で予選Q3に進出。決勝では10位フィニッシュで小林可夢偉以来となる12年ぶりの日本人母国入賞を果たした。シーズン終盤の第21戦サンパウロGPでは雨の予選で3番手を得るなど、この年は予選Q3の常連で10回の入賞を記録し、キャリア最高のパフォーマンスを見せたシーズンとなった。

■2025年:日本人最多出走記録更新&夢のレッドブル昇格も苦戦

・マシン:レーシングブルズ『VCARB 02』(第2戦まで)/レッドブル『RB21』(第3戦以降)
・シーズン成績:17位(33ポイント)
・最高位:6位(第17戦アゼルバイジャンGP)

 さらなる飛躍が望まれた2025年、角田は開幕2戦での活躍とリアム・ローソンの不振により、第3戦日本GPからトップチームであるレッドブル・レーシングに電撃昇格。王者マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして参戦することになり、日本F1ファンは大いに盛り上がった。その初戦となる日本GPではドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれたものの12位で終え、その後も入賞は果たすがトップ争いには加わることができないレースが続く。

 第9戦スペインGPでは片山右京が記録していた日本人最多出走記録を更新する96戦目を戦い、最終戦まで計111戦に参戦したが、シーズン終了後にアイザック・ハジャーの2026年レッドブル昇格が決定されたため、角田はレギュラーシートを失ってしまった。しかし、その能力を買われ来季もリザーブ兼テストドライバーとしてレッドブルに残ることが同時に発表されている。

■角田裕毅 2021〜2025年F1成績まとめ

シーズンチームマシン合計得点ランキング最上位
2021アルファタウリAT0232ポイント14位4位
2022アルファタウリAT0312ポイント17位7位
2023アルファタウリAT0417ポイント14位8位
2024RBVCARB 0130ポイント12位7位
2025レーシングブルズ/レッドブルVCARB 02/RB2133ポイント17位6位


(autosport web)

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