【】角田裕毅、旧型フロアで予選Q3進出、僚友をアシスト「トウで助けることができて誇らしい」ポールのマックスから感謝の言葉
12月7日
2025年F1アブダビGPの予選で、レッドブルの角田裕毅は10番手を獲得した。
FP3で、角田はランド・ノリス(マクラーレン)の進路を妨害、これによりチームに10、000ユーロ(約180万円)の罰金が科され、角田には警告が与えられた。また、ピットレーンでメルセデスの危険なリリースにより、アンドレア・キミ・アントネッリが角田にヒットするというインシデントがあり、これに関してはメルセデスに10、000ユーロ(約180万円)の罰金が科された。
角田は、アントネッリに衝突されたことによりマシンにダメージを負い、FP3の走行時間の一部を失い、さらに旧型のフロアに戻して予選に臨まなければならなかった。
そんな状況のなかで角田はQ3に進出。最初のランでは、ユーズドソフトタイヤを履き、ドライバーズタイトルを争うチームメイト、マックス・フェルスタッペンの最初のプッシュラップでトウ(スリップストリーム)を与えた。この際には角田自身はタイムを出さずにピットイン。最後のランでは新品ソフトでアタック、1分23秒083を記録したが、このタイムはトラックリミット違反により抹消され、ノータイムで予選10番手となった。
フェルスタッペンはポールポジションを獲得、チームは角田がトウで貢献したことを讃えている。フェルスタッペン本人も、「裕毅がトウをくれたことに感謝している。確実に助けになった。彼が自分のラップのうちの1周を犠牲にしてくれたのはありがたいことだ。素晴らしいチームプレーヤーであり、そのことに感謝している」と述べた。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 20番手(1分24秒693/10周)
予選 10番手(Q1=15番手1分23秒386:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分23秒034:ソフトタイヤ/Q3=10番手ノータイム)

「FP3でのピットレーンでのインシデントの影響で、旧型のフロアに戻さなければならず、パフォーマンスはいくぶん妥協を強いられ、理想的な状態ではありませんでした。Q3進出は難しいかもしれないと分かっていましたが、それでも突破することができました」
「今日はマックスを助けることができました。最初からそれを目標としていたので、誇りに思っています」
「明日はできる限りマックスをサポートするつもりです。それが僕の目標であり、最も重要な焦点です。簡単な戦略にはならないかもしれませんが、もしマックスが5度目のドライバーズチャンピオンを獲得する手助けができるのであれば、それが最優先事項です」
「トップ10はかなり接戦なので、自分に何ができるか見ていきたいと思います」

(autosport web)
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