【】サインツが今季2度目の表彰台「終盤、何かが壊れたが、3位を守れてよかった」ウイリアムズの選手権5位が確定
12月1日
2025年F1カタールGP決勝で、ウイリアムズのカルロス・サインツは3位表彰台を獲得、アレクサンダー・アルボンは11位だった。
サインツは7番グリッドから素晴らしいスタートで5番手に上がり、さらにその後のセーフティカー中に最初のピットストップを行い、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の前に出ることに成功した。
サインツは、セーフティカー中にステイアウトしたランド・ノリス(マクラーレン)に対して、ピットストップ1回分のタイム以内にとどまるためにプッシュし続け、ノリスがタイヤ交換後も前の位置をキープ。終盤はマシンのダメージを抱えながらの走行になったものの、3番手を守り切り、サインツは今季2回目の3位をつかんだ。
アルボンはハードタイヤでのスタートを選択。しかしレース序盤にセーフティカーが出動したことで、予定していた戦略を生かせず、入賞には届かなかった。
ウイリアムズは今回のレースでコンストラクターズ選手権5位の座を確定させた。チーム代表ジェームズ・ボウルズは、「わずか12カ月前には、我々はコンストラクターズ選手権9位で低迷しており、そのころには5位など夢のような話だった。本当にありがとう」と述べている。

■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=3位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「本当にうれしいよ! とても良いスタートを切ることができ、そこからは戦略、タイヤマネジメント、ピットストップ、コミュニケーションにおいて、完璧なレースを実行できた」
「2回目のスティントの終盤、(オスカー・)ピアストリ(マクラーレン)がフレッシュタイヤでも僕を抜くのに苦労しているのを見て、その瞬間に『これは表彰台を狙うべきだ』と確信した。マシンの限界までプッシュしていたが、残り6周というところで突然何かが壊れた。セクター1と3でかなりのラップタイムを失い始めたけれど、それでもなんとか持ちこたえ、3位でフィニッシュラインを越えることができた」
「今日の結果は、チームの努力の証だ。僕たちが正しい方向に進んでいることは分かっていたし、ここに至るまでに何度か厳しい週末もあったが、自分たちがやっていることには絶対的な自信があった」
「チームの皆を本当に誇りに思う。コンストラクターズ選手権5位は、僕たちにふさわしい結果だ。アブダビでもう一度良い結果を出して、シーズンを締めくくるのが楽しみだ。さあ行こう!」

■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=11位(57周/57周)
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ミディアム
「今日はハードタイヤでスタートし、クリーンエアの恩恵を受けようと計画していたが、セーフティカーが序盤に出てしまい、戦略を切り替えざるを得なかった。ハードでスタートしたためポジションが悪くなり、レース終盤をミディアムで走らなければならなくなったことも、僕たちの戦略にとって理想的ではなかった」
「前のマシンをすべて抜いていくだけのペースはなかったかもしれないが、今日は良いマシンがあっただけに、まだ何かやれた部分もあったと思う。それはカルロスが証明してくれたとおりだ」
「チームはコンストラクターズ選手権5位を確定させた。これは本当に大きな成果だ。チーム全員に心から感謝したい。今年僕たちは大きな前進を遂げた。それは誇るべきことだ」

(autosport web)
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