【】4位に甘んじたノリス、タイトル確定ならず「戦略において、すべきでないことをした」
12月1日
2025年F1カタールGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは4位にとどまり、初のドライバーズタイトル確定には至らなかった。
2番グリッドのノリスは、スタート直後に3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にかわされ、3番手に。さらに、セーフティカー出動中の7周目に大部分のマシンがピットストップを行ったのに対し、マクラーレンはレースをリードするオスカー・ピアストリとノリスの両方をステイアウトさせ、それがふたりに不利に働いた。

今回、ピレリにより、タイヤ1セットあたりの周回数が25周に制限されたことから、自動的に2ストップ戦略が義務付けられていた。セーフティカー中にタイヤ交換を行えなかったマクラーレンのふたりはポジションを落とし、ノリスは2回目のピットストップの後、フェルスタッペン、ピアストリ、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に続く5番手に後退。アントネッリをなかなかオーバーテイクできなかったが、彼にミスが出たことで、最後から2周目に4番手に上がり、その位置でチェッカーフラッグを受けた。
レース結果がフェルスタッペン優勝、ピアストリ2位、ノリス4位だったことで、ドライバーズランキングでは、1位ノリス408点、2位フェルスタッペン396点、3位ピアストリ392点となった。ノリスと他のふたりとのポイント差は縮まり、フェルスタッペンとはわずか12ポイント差で、ノリスは最終戦を迎えることになった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(57周/57周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「フラストレーションの残る結果だ。今日、僕たちは正しい判断を下すことができなかった。でも、後から振り返れば何とでも言えるものだ。もっと上位でフィニッシュできるチャンスがあったのは明らかだけど、チームとして振り返り、来週さらに強く戻ってくる。今はアブダビに気持ちを切り替え、来週末に可能な限りベストな結果を出すために全力を尽くす」
(レース直後のインタビューで語り)「マシンは良かった。オスカーはとても速くて2位に入ったしね」
「文句を言うことは何もない。ただ戦略だけだ。2台目のマシンは常に少し不利で、今日はそれにやられた。でも、2台目だったという事実が問題ではなく、僕たちはやるべきでないことをやってしまった。それだけのことだ」
(タイトル決定戦を前にした心境を尋ねられて)「気分は良いよ。最高の一日ではなかったが、それは仕方ない。今は前を見ている」

(autosport web)
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