【】1周目のインシデントに巻き込まれたガスリー「レースは数100mで終わり」コラピントも接触でフロアなどにダメージ
11月25日
2025年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのピエール・ガスリーは13位、フランコ・コラピントは15位でレースを終えた。
ウエットコンディションで行われた予選で10番グリッドを獲得したガスリーは、ミディアムタイヤでレースをスタートした。しかし1周目のターン1でガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)がランス・ストロール(アストンマーティン)に衝突し、ストロールはガスリーに接触。インシデントに巻き込まれたガスリーは2周目にピットに入り、ハードタイヤに交換。ここから48周を走り切り、15位で完走した。
コラピントはハードタイヤで15番手からスタートし、レースの半分となる25周目にピットに入った。ミディアムタイヤに履き替えたコラピントは17位でフィニッシュ。レース後、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの失格に伴い、ガスリーは13位、コラピントは15位となった。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=13位(50周/50周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今日のレースは数100mで終わってしまい、自分たちのポテンシャルを発揮できなかったのは残念だ。ガブリエル(・ボルトレート)は、ターン1に入るときにあまりにも楽観的だった。彼はランス(・ストロール)に衝突し、僕はランスに接触されてスピンしてしまい、マシンの後部が壊れ、そこに大きなダメージを負ってしまった」
「僕たちにとって素晴らしい夜ではなかった。週末を通してマシンの感触はよく、何を達成できるか興味深く思っていたので、チーム全員にとって残念なことだ。僕たちはウエットでもドライでも速かったし、僕は集団のなかにいて興奮していた。今日はポイント獲得に挑む自信があったからね」
「これからの僕たちの焦点は、こことはまったく異なる状況のカタールに移る。あと2レース残っているが、最後までベストを尽くし続けるよ」
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=15位(49周/50周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「今日のレースはスタート時に後方から接触されてダメージを受け、レース中にダウンフォースを失ってしまったので、最良の結果ではなかった。僕は比較的クリーンなスタートができて、ターン1で起こった混乱を避けようとしたけれど、アレックス(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)に後ろからぶつかられた。わずかな接触を感じたが、フロアとディフューザーに大きな衝撃を受けた」
「受けたダメージによるものかどうかはわからないが、マシンの感触は前回のセッションよりもずっと悪かった。今日はバランスが悪く、リヤのグリップが不足して大きく滑った。常にベストを尽くしたいのに、レースでは自分でコントロールできないことが起こることもあるので、残念だ。僕たちは早く前進する必要がある。カタールとアブダビでの最後の2レースでシーズンを好調に終えることを期待している」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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