ハジャー6位「今年ベストの週末」ローソンは接触で好グリッドを生かせず「マシンが速かっただけに残念でならない」
2025年F1ラスベガスGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは6位、リアム・ローソンは14位という結果だった。
8番グリッドのハジャーは1周目に5番手にポジションアップ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に抜かれた後、20周目にミディアムタイヤからハードへと交換した。セカンドスティントは11番手からスタートし、前を走るドライバーたちがピットストップを終えた段階で8番手に上がり、その位置でフィニッシュ。マクラーレン2台の失格で6位に繰り上がった。

6番グリッドという好位置からスタートしたローソンは、ターン1でロックアップし、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触。これによりフロントウイングが破損し、ノーズ交換のために2周目に緊急ピットインを行わざるを得ず、最下位に落ちてしまった。ローソンは28周目に2度目のタイヤ交換を行い、再び最下位からスティントを始め、フランコ・コラピント(アスピーヌ)をかわして16位フィニッシュ。マクラーレン2台の失格で、14位となった。
ローソンのピアストリへの接触については、審議が行われたが、ローソンは他のマシンとの接触を避けようとして動いたこと、1周目のターン1での出来事であることから、ペナルティは科されなかった。

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(50周/50周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は自分たちが引き出せるものをすべて引き出せたと感じているので、このレースには満足している。プラクティスでロングランを行っていなかったため、少し未知の領域に踏み込む形だった。全開でプッシュして戦うレースだったが、タイヤマネジメントでやや保守的になりすぎたかもしれない。スタート前はタイヤにもっとグレイニングが出ると思っていたんだ」
「ベガスで自分たちがやってきた仕事を誇りに思うし、今年最も良い週末だったと思う。FP1からミスをせず、必要な項目をすべてこなしたので、4ポイントという形で報われたのはうれしい(注:正式結果では6位で8ポイント)。これでカタールとアブダビの残り2戦に自信を持って臨める。どちらのサーキットも、僕たちのマシンにより適していると思う」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=14位(49周/50周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

「今週末、マシンは速かっただけに、チームのことを考えると、今日のレースは本当に残念だった。ターン1の入口がとても滑りやすく、ブレーキングを開始した瞬間、前方のマシンが減速し始め、行き場を失ってしまった」
「本来なら今日は2台ともポイントを取れたはずなので、スタート位置を考えると残念でならない。それでも、マシンのスピードというポジティブな材料をカタールに持ち込んで、また頑張るよ」