「F1での最も過酷な状況のひとつ」「予選2時間前には7番手なんて考えられなかった」/F1第22戦予選コメント(1)
2025年F1第22戦ラスベガスGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーたちが金曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはリアム・ローソン(レーシングブルズ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)だ。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
予選 10番手(Q1=5番手1分54秒432:ウエットタイヤ/Q2=7番手1分51秒760:ウエットタイヤ/Q3=10番手1分51秒540:インターミディエイトタイヤ)

「とても楽しい予選だった。僕たちはまたQ3に進出することができて、すごく嬉しい。非常に厳しいコンディションで、雨が降って気温が低く、僕がF1で経験したなかで最も過酷な状況のひとつだった。ウエットコンディションで僕たちはすぐに速さを発揮できたようで、Q1から周回を重ねるごとに上位に上がることができた」
「フルウエットタイヤでは競争力があったけれど、Q3でインターミディエイトタイヤを履いたときは、タイヤの温度を上げることに苦労したので、いくつか見直す点がある」
「昨日(木曜日)のフリー走行では燃料を積んだ状態での走行が限られていたので、明日は少し未知の領域に踏み込むことになるだろう。おもしろくなるだろうし、僕たちはポイントを獲るためにベストを尽くすつもりだ。過去2年にこのサーキットで僕に起きたことを払拭したい」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
予選 9番手(Q1=9番手1分54秒814:ウエットタイヤ/Q2=9番手1分51秒952:ウエットタイヤ/Q3=9番手1分49秒872:インターミディエイトタイヤ)

「本当にトリッキーな予選だった。路面がウエットだったため、グリップがとても低かったんだ。僕たちのマシンはこうしたコンディションでは苦戦し、いいグリップを発揮できるウインドウを確保して、ライバルたちと戦うのが難しかった。フラストレーションはあるが、解決策を見つけるためにできることをすべて続けていくつもりだ」
「明日のレースはドライになるはずなので、コンディションはまた違ったものになるだろう。今日はかなりハイダウンフォースのセットアップにしていたため、レースではストレートラインスピードに影響が出る可能性がある。それでもマシンの力を最大限活かして、いいスタートを切り、レース中に順位を上げていければと思っている」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
予選 8番手(Q1=14番手1分55秒613:ウエットタイヤ/Q2=2番手1分51秒120:ウエットタイヤ/Q3=8番手1分49秒554:インターミディエイトタイヤ)

「今日の予選では、出ていくタイミングについては完璧にこなせたと思う。Q1からウエットでもすぐに快適さを感じ、Q2でも同じようにいいパフォーマンスを発揮することができた。Q3の最後のアタックは速かっただけに、8番手で終わったことがとても悔しい」
「他のドライバーよりも後にアタックしたから、路面の進化がまさにピークに達していた。でも残念ながら黄旗が出てしまい、それが不利に働いた」
「明日の決勝でのレースペースについては、プラクティスでロングランをまったく行っていないため予想がつかない。以前のデータを使って戦略を組み立て、重要なポイントを獲得するために戦う必要がある」
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
予選 7番手(Q1=3番手1分53秒739:ウエットタイヤ/Q2=8番手1分51秒865:ウエットタイヤ/Q3=8番手1分49秒466:インターミディエイトタイヤ)

「(予選の)2時間前には、7番手なんて考えられなかった。今夜はコースに出る前に考えていた以上に楽しかった。何度も赤旗が出るような長い夜になるかもしれないと思ったけれど、最終的には7番手に満足している。確実に僕たちが適切なタイヤを履いて、最大限にセッションを活用できるように、チームはいい仕事をした。ウエットコンディションが僕たちのパフォーマンスを助けてくれた。明日何ができるか見てみよう」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
予選 6番手(Q1=10番手1分54秒828:ウエットタイヤ/Q2=6番手1分51秒621:ウエットタイヤ/Q3=6番手1分49秒062:インターミディエイトタイヤ)

「波乱の予選セッションで6番手という結果を出せたことに、とても満足している。ふたつのセッションでエクストリームウエットタイヤを使用したことからも、いかに路面が滑りやすかったかがわかる。このタイヤを使うことは滅多にないからね」
「マシンは本当に速かったが、わずかの差で最後のラップに入ることができなかった。マシンにはもっと速さがあり、さらに上を狙えるチャンスもあったはずだったんだけどね。でも、2台ともQ3に進んだことは素晴らしい結果だ」