「一瞬、ポールポジションだと思った」「結局は自分の本能とマシン内での感覚を信じた」/F1第22戦予選コメント(2)
2025年F1第22戦ラスベガスGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手のドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)だ。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 5番手(Q1=6番手1分54秒544:ウエットタイヤ/Q2=10番手1分52秒126:ウエットタイヤ/Q3=5番手1分48秒961:インターミディエイトタイヤ)

「最終ラップでイエローフラッグが出てしまい、セッションの終わり方としては厳しいものになった。ペースはとても良かったと感じていたので残念だが、少なくとも速さがあったのはよいことだ」
「明日はオーバーテイクのチャンスが多少はあるはずだ。ここはベガスだ。何が起きてもおかしくないよ。何ができるか見てみよう」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 4番手(Q1=1番手1分53秒144:ウエットタイヤ/Q2=1番手1分50秒935:ウエットタイヤ/Q3=4番手1分48秒803:インターミディエイトタイヤ)

「残念なことにQ3の途中でパワーステアリングにトラブルが発生し、フロントロウを獲得するチャンスを逃した。マクラーレンのランド(・ノリス)のペースを見ると、彼と戦ってポールポジションを獲得できるペースがあったとは思わないが、間違いなくベスト・オブ・ザ・レストになれただろう。僕たちはQ1とQ2でトップだったので、マシンに十分な速さがあった」
「4番手スタートは理想的な位置ではないけれど、ここでの過去2回のレースでたくさんのことが起こりうるというのを目にしてきた。前を走るマシンと戦い、表彰台争いに加わることができると考えている。明日の天候はドライで、木曜日と金曜日よりも暖かいと予想されている。間違いなく影響があるだろうし、おもしろいグランプリとなる可能性にさらなる不確定要素を加えることになる」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
予選 3番手(Q1=12番手1分54秒873:ウエットタイヤ/Q2=3番手1分51秒144:ウエットタイヤ/Q3=3番手1分48秒296:インターミディエイトタイヤ)

「今年最も難しい予選のひとつだったから、この結果にとても満足している。今日は最初のラップからマシンとの一体感を感じていた。ラップを走るたびに上位にいて、このコンディションでも走るのを楽しんでいたんだ」
「最後のアタックを少し早く開始したにもかかわらず、ポールのチャンスがあることはわかっていたし、一瞬、獲得できたと思った。でも僕より後に走ったマシンのうちの2台がタイムを更新して、わずかに上回られた」
「それでも3番手はチームにとって素晴らしい結果であり、成し遂げた仕事を誇りに思うべきだ。明日の目標はこのポジションを守ることだ。でも、後方には速いマシンが控えており、ここではオーバーテイクが容易だという点も意識しなければならない。臨機応変に戦い、全力を尽くしていくよ。バモス!(Vamos=スペイン語で「頑張ろう」の意味)」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 2番手(Q1=2番手1分53秒458:ウエットタイヤ/Q2=5番手1分51秒593:ウエットタイヤ/Q3=2番手1分48秒257:インターミディエイトタイヤ)

「今日は予選をとてもうまく実行することができたと思う。コンディションは楽しいものではなく、路面が本当に滑りやすく、まるで氷の上を走っているようだった。ウエットで走るのは大好きだけど、今回はさすがに度が過ぎていて、すごく慎重にならなければならなかった。グリップがとても低く、ミスをせずに一貫性を保つ必要があったが、結局は自分の本能とマシン内での感覚を信じ、自分のやっていることを信頼するしかなかった」
「それでも、マシンの持つポテンシャルを最大限に引き出し、できる限りのことをすべてやったので、そこはポジティブだ。Q1とQ2では毎回うまくまとめるのが難しいが、今日はしっかり対応できた。Q3ではグリップが足りず、ポール争いには加われなかった」
「2位という結果は悪くないし、焦点はもちろん明日に向いている。誰がタイヤをうまく持たせられるかが鍵になるだろうが、それは今のところ僕たちが得意としてはいない部分だ。ハードタイヤについてはまだ情報がないので、どのようなパフォーマンスになるか見てみる必要がある」
「最大の懸念は良いレースペースを確保できるかどうかだ。厳しい戦いになるだろうけど、チャンスがあればもちろん挑んでいく」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 1番手(Q1=13番手1分55秒473:ウエットタイヤ/Q2=4番手1分51秒379:ウエットタイヤ/Q3=1番手1分47秒934:インターミディエイトタイヤ)

「ポールポジションだ! 今日の予選結果にはとても満足している。これほど難しいコンディションでのポールは、決して簡単なものではなかったが、その分、この結果はさらに価値がある」
「週末に入る前には、この結果を予想していなかったが、昨年から確実に前進しており、週末が進むにつれて自信が高まってきた。今はレースに全力で集中し、さらに強いパフォーマンスを発揮したい」
(予選直後のインタビューで語り)「ストレスがたまった。ものすごいストレスだった! 自分の後に誰もラップを走れないということを知らなかったんだ」
「誰もこのサーキットを雨の中で走ったことがなく、何が起きるか分からなかった。Q1の後も、あらゆるコーナーでクラッシュしそうで、一瞬で終わってしまうかもしれないと思っていた」
「Q1、Q2、Q3……すべてタフだった。難しい日だっただけに、報われた思いだ」