【予選日コメント】
ポールのノリス「ストレスがたまった! 苦労した分、この結果には価値がある」ピアストリは黄旗に阻まれる
2025年F1ラスベガスGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはポールポジションを獲得、オスカー・ピアストリは5番手だった。
FP3ではマクラーレンはトラブルに見舞われ、ノリスのマシンに電気系の問題が発生、ピアストリのマシンはテレメトリーを失っていた。しかしノリスは予選Q3で速さを発揮し、インターミディエイトタイヤでの最後のアタックラップをうまくまとめて、今季7回目のポールポジションをつかんだ。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差は0.323秒だった。
一方、ピアストリはQ1、Q2と比較的苦労し、Q3ではイエローフラッグの影響を受け、5番手に終わった。アンドレア・ステラ代表は「Q3の最後のアタックでイエローフラッグが出なければ、オスカーはおそらく3番手を獲得できていただろう」と述べている。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 20番手(1分37秒112/18周)
予選 1番手(Q1=13番手1分55秒473:ウエットタイヤ/Q2=4番手1分51秒379:ウエットタイヤ/Q3=1番手1分47秒934:インターミディエイトタイヤ)
「ポールポジションだ! 今日の予選結果にはとても満足している。これほど難しいコンディションでのポールは、決して簡単なものではなかったが、その分、この結果はさらに価値がある」
「週末に入る前には、この結果を予想していなかったが、昨年から確実に前進しており、週末が進むにつれて自信が高まってきた。今はレースに全力で集中し、さらに強いパフォーマンスを発揮したい」
(予選直後のインタビューで語り)「ストレスがたまった。ものすごいストレスだった! 自分の後に誰もラップを走れないということを知らなかったんだ」
「誰もこのサーキットを雨の中で走ったことがなく、何が起きるか分からなかった。Q1の後も、あらゆるコーナーでクラッシュしそうで、一瞬で終わってしまうかもしれないと思っていた」
「Q1、Q2、Q3……すべてタフだった。難しい日だっただけに、報われた思いだ」

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 19番手(1分37秒023/20周)
予選 5番手(Q1=6番手1分54秒544:ウエットタイヤ/Q2=10番手1分52秒126:ウエットタイヤ/Q3=5番手1分48秒961:インターミディエイトタイヤ)

「最終ラップでイエローフラッグが出てしまい、セッションの終わり方としては厳しいものになった。ペースはとても良かったと感じていたので残念だが、少なくとも速さがあったのはよいことだ」
「明日はオーバーテイクのチャンスが多少はあるはずだ。ここはベガスだ。何が起きてもおかしくないよ。何ができるか見てみよう」
