【】メルセデスF1代表ウォルフが持ち株の一部を売却。チームのパートナー企業CEOが共同オーナーグループに加わる
11月21日
メルセデスF1チームのCEO兼チーム代表で共同オーナーのトト・ウォルフが、自身の所有する株式の一部を、チームのスポンサーであるクラウドストライク社のCEO兼創業者ジョージ・カーツに譲渡したことが発表された。カーツはチームの共同オーナーになるとともに、テクノロジーアドバイザーに任命された。
これまでメルセデスF1チームの株式は、メルセデス・ベンツ、イネオス、ウォルフが3分の1ずつ所有していた。今回、ウォルフが自身の持ち株の15パーセントをカーツに売却、カーツは長期的オーナーシップグループの一員となる。

カーツは、メルセデス・ベンツ・グループAG取締役会会長オラ・ケレニウス、イネオス創業者兼会長サー・ジム・ラトクリフ、そしてウォルフと並び、チームの戦略運営委員会にも加わる。チームのガバナンスに変更はなく、ウォルフは既存のすべての経営上の役割を継続する。
カーツは耐久レースドライバーであり、AIサイバーセキュリティ企業クラウドストライク社を築き上げたビジネスマン。クラウドストライクは、2019年からメルセデスチームのグローバルパートナーを務めている。この戦略的パートナーシップは今後も継続し、クラウドストライクはチームの技術基盤を保護するAI主導のサイバーセキュリティソリューションを提供する。
今後カーツは、チームのテクノロジーアドバイザーとして、モータースポーツ競技、データ分析、パフォーマンスの交差領域に焦点を当てつつ、チームのイノベーションおよびテクノロジー戦略を支援する。また、米国および世界のテクノロジー分野におけるチームのエコシステム拡大に取り組み、新たなテクノロジーパートナーから投資を確保する役割も担うということだ。


(autosport web)

