【】元ハースF1代表、ピアストリが万が一タイトルを逃した場合は「マクラーレンを去るべき」と自論を展開
11月19日
ハースF1の元チーム代表であるギュンター・シュタイナーは、マクラーレンのオスカー・ピアストリに対し、タイトル獲得に失敗した場合はできるだけ早くマクラーレンを離れるよう助言した。
率直な物言いのシュタイナーは、ピアストリがタイトルを獲得できないと考えている。ピアストリが最終的にはチャンピオンシップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に2位を奪われるだろうとの予測まで行ったシュタイナーは、ピアストリが「精神的に打ちのめされている」と主張し、態勢を立て直すために他のチームに移籍すればよくなるだろうと語った。
ピアストリの突然の不振が、F1関係者全員を驚かせたことは明らかだ。チームメイトのランド・ノリスが第15戦オランダGPを完走できなかった後、マクラーレンがノリスを微妙な形で助け、ピアストリを妨害してきたと主張する観察筋もいるが、ピアストリ自身はこの説を否定している。

一方、世界選手権を争うプレッシャーが若いピアストリに影響を与えていると考える者もいる。そのひとりが他でもないシュタイナーだ。シュタイナーは「オスカーには依然としてフェルスタッペンに2位を奪われる可能性があると思う」とまで主張した。
「もしオスカーが本当に精神的に打ちのめされているのなら、マックスが上がってくるのは間違いない」
その後、他の人物たちも主張し始めたのと同じ立場から、シュタイナーは「オスカーはタイトルを獲得できなければ、マクラーレンを去るだろう」と発言した。
「他のチームは彼を喜んで受け入れるだろう。彼は素晴らしいドライバーだからだ。それに、変化はドライバーによい影響を与えることもある」
「彼はまだ若いので、新しい環境で自分の道を見つけることができる。だからマクラーレンを去るべきだし、そうするだろう」

またシュタイナーは、フェルスタッペンの最近の猛攻について、次のように述べた。
「マックスは現在、モチベーションが爆発しそうなほどで、そのことはブラジルでよく見ることができた。あれほどひどい予選で16番手にしかなれなかったのに、彼は諦めなかった。彼は全力を尽くして最後には表彰台に上がった。そして、最近他のドライバーたちがそのようなことをやり遂げているのは目にしていない」

(Text : GrandPrix.com / Translation:AKARAG)
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