【決勝日コメント】
アルボン、わずかの差で入賞を逃し11位「最初のスティントであまりにも長くステイアウトしすぎて、巻き返せなかった」
2025年F1第21戦サンパウロGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは11位、カルロス・サインツは13位でレースを終えた。
アルボンは、ユーズドのミディアムタイヤで12番手からスタート。レースを約半分ほど走って9番手まで順位を上げたところで、35周目に最初のピットストップを行いユーズドのソフトタイヤに交換した。15番手でコースに復帰したアルボンは、後方から追い上げ再び9番手に。55周目に2回目のピットストップで新品のミディアムに履き替えて11位でフィニッシュした。
一方サインツは15番手から新品のソフトタイヤでスタート。16周目に10番手まで上がると、サインツは17周目にピットに入り新品のミディアムに交換。最後尾でコースに戻り再び入賞圏内まで上がったが、38周目に2回目のピットストップで後退。再度新品のミディアムで追い上げたが13位完走となった。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=11位(71周/71周)
12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト→ミディアム

「今日はファンにとってはよいレースだったが、残念ながら僕たちとっては忘れたいレースだった。よいペースがあって、それを見せられるときはあった。週末を通してペースに苦戦していたが、今日は少し挽回したようだ」
「結局、僕たちがポイント争いから脱落したのは、最初のスティントであまりにも長くコースにステイアウトしすぎて、そこから完全に巻き返すことができなかったからだと思う。最後のスティントでは速かったし、グリッドでの順位をまた上げるために戦っていたけれど、最後にポイントを逃してしまった。今日ライバルたちがポイントを獲得したのは残念だが、僕たちは態勢を立て直し、ラスベガスでより素晴らしい週末を過ごすことを楽しみにしている」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=13位(71周/71周)
15番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム

「望んでいた1日ではなかった。ターン1で押し出された後、マシンにはかなりのダメージが残り、そこからレースが危うくなってしまった。レースの大部分ではポイント争いに残ることができたが、最初のピットストップが遅く、ダメージも相まって、残念ながらそこで終わってしまった。家に戻ってこのタイプのサーキットで何ができるか考える時だ。カタールもまた挑戦になるだろうからね。まだ数レース残っているので、リラックスすることはできない。進み続けよう」