【】新人アントネッリ、僚友を上回るスプリント予選2番手「最初のラップは好調だったが、ターン10でのミスでポールを逃した」
11月8日
2025年F1第21戦サンパウロGPの初日、今シーズン5回目となるスプリントに向けたスプリント予選が行われ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは2番手タイムを記録した。
FP1を10番手で終えたアントネッリは、スプリント予選のSQ1を15番手、SQ2を5番手と順調にタイムを更新して通過。ソフトタイヤで争われるSQ3では、最初のアタックで1分19秒340をマークした。同じタイヤで望んだ2回目のアタックでは1分9秒483と最初のラップタイムを上回ることができなかったものの、チームメイトのジョージ・ラッセルよりも前の最前列、2番グリッドを確保した。

メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンによると、アントネッリはSQ3の最後のランにおいて、ターン10でタイヤをロックさせてしまったことによりタイムロスが生じたという。しかしながら、「キミがここで走ったことがないことを考えると、1時間の練習走行後にフロントロウを獲得したのは非常に印象的だ」と評価した。
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP1 10番手(1分10秒744/37周)
スプリント予選 2番手(SQ1=15番手1分10秒381:ミディアムタイヤ/SQ2=8番手1分09秒504:ミディアムタイヤ/SQ3=6番手1分09秒340:ソフトタイヤ)

「今日のスプリント予選は本当によかった。僕たちは15番手だったのでSQ1では予想以上にストレスを感じたけれど、マシンはいい感触で、自分のラップは(SQ1を)突破できるようによくなっていくだろうと自信を持っていた。そこから積み上げて、SQ2とSQ3に向けていいリズムを見つけることができた」
「SQ3での最初のプッシュラップは本当に好調に見えたが、おそらくターン10でのミスによって明日のスプリントレースのポールポジションを逃すことになった。他の多くのドライバーにもそういう瞬間があったし、明らかに簡単なコンディションではなかった。難しいトラックでもあるけれど、ドライブするのはとても楽しかった」
「2番手はいいスタートポジションだ。今日パフォーマンスを発揮できるマシンを提供してくれたブラックリーとブリックスワースのチームに感謝したい」
(Text : autosport web)
アンドレア・キミ・アントネッリ関連記事
- 新人アントネッリ、僚友を上回るスプリント予選2番手「最初のラップは好調だったが、ターン10でのミスでポールを逃した」
- 「能力をフルに発揮できていない」アントネッリ、保守的なアプローチが足かせに。限界を探るべく異なる取り組み方に挑戦
- 18歳のアントネッリ、史上3番目の若さで表彰台獲得「ストレスの大きいレースだったが、マクラーレンに勝ててうれしい」
- アントネッリ、フェルスタッペンとの不運な接触でスプリントに落胆も、予選で3番手「挽回できてよかった」
- 18歳アントネッリが、史上最年少でスプリント・ポールを獲得「予想外。父とこの瞬間を共有できて幸せ」
- アントネッリ「3ストップ戦略に切り替えて何か違うことをしようとした」直後にSC出動でチャンスを掴めず



Starting P2 for the Sprint