
【】メルセデス「追い抜きはほぼ不可能だった」スタートで後退したラッセルとヒットされたアントネッリは挽回できず
10月21日
2025年F1アメリカGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは6位、アンドレア・キミ・アントネッリは13位という結果だった。
ラッセルは4番グリッドからスタートしたが、ターン1で行き場をなくし、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の後ろに落ちてしまった。その後、ポジションを取り戻すことができず、ラッセルは6位でフィニッシュした。
アントネッリはスタート直後はグリッド位置の7番手を維持していたが、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)にヒットされ、スピンを喫し、最後尾に落ちた。そこからポジションを上げて行ったものの、ポイント圏内に戻ることはできなかった。
トト・ウォルフ代表は「上位陣のペース差はわずかで、それに加えて密接に追従している際に、タイヤの表面温度を管理することが非常に難しく、そのため、オーバーテイクはほぼ不可能だった」と述べた。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(56周/56周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
「レース前から、ターン1を抜けた時点の順位が最終的な順位になるだろうと考えていた。デグラデーションのレベルと、上位陣のペースが似通っていることから、そう予想したのだが、まさにそのとおりの展開となった」
「残念ながら僕たちはターン1でポジションを失った。スタート自体は良かったが、ランド(・ノリス/マクラーレン)の後ろに閉じ込められ、ルイスとオスカーにアウト側から抜かれてしまったんだ。そこからは孤独なレースとなり、最終的に6位でフィニッシュした」
「気持ちをすぐにメキシコに切り替えるよ。ここオースティンとは全く異なるサーキットで、高地という独自の難しさがある。今日よりも良いレースができ、コンストラクターズ選手権2位争いで巻き返せることを期待している」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=13位(56周/56周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
「フラストレーションの溜まるレースだった。週末を通してそうだったように、序盤はマシンの感触が良く、7番手から少しでもポジションを上げることを楽しみにしていた。でも、残念ながらそれは叶わなかった」
「カルロスが来るのが見えたので、ターン15でスペースを空けようとした。何とかそうしたが、それでも接触してしまい、今日ポイントを獲得する現実的なチャンスが失われた」
「残念な一日だったけれど、前に進む。すぐにメキシコでレースがあるから、挽回するチャンスが近いうちに訪れる。コンストラクターズ選手権(の2位争い)は接戦で、すべてのポイントが重要になるので、挽回できることを願っている」

(autosport web)
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