
【】角田裕毅、時間切れで最終アタックができずSQ1で敗退「ものすごくショックを受けている」代表が判断ミスを認め謝罪
10月18日
2025年F1アメリカGPの金曜、レッドブルの角田裕毅はスプリント予選で18番手という結果だった。
SQ1最初のランでは早々にコースイン、タイムは1分35秒259にとどまり、全車が1回目のアタックを終えた段階で暫定14番手。2回目のランは、セッション終了間際に出て行ったが、できるだけ路面状態が良いタイミングで走ろうとするドライバーたちによりトラフィックが発生、そこに巻き込まれた角田は、チェッカー前にアタックラップに入ることができずに終わった。ポジション取りのなかで、近くを走っていたリアム・ローソン(レーシングブルズ)とは、接触しそうになる場面もあった。
角田は、最終的に他のドライバーたちに抜かれ、18番手でSQ1敗退という結果に終わった。
チーム代表ローレン・メキースは、『Sky Sports F1』に対して「我々のミスだった」と語った。
「裕毅には謝罪した。プログラムが少しタイトすぎた。トラック上でクールダウンしながら走り続けるか、ピットに戻ってガレージでよりしっかりクールダウンするかの選択だった」
「ガレージに戻ってもう一度出る時間があると考えたが、それが可能だったのはごく一部のマシンだけで、我々は間に合わなかった。この点について裕毅に謝罪する必要がある」

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 13番手(1分34秒531/24周)
スプリント予選 18番手(SQ1=18番手1分35秒259:ミディアムタイヤ)
「時間切れで最後のラップに入ることができませんでした。原因をきちんと確認しなければなりません。本来なら、もっと良い金曜日となり、それについての話をしているはずでした」
「少しバタバタしたセッションでした。正直、何が起きたのか正確には分かりません。最後のラップに入るのに全く間に合いませんでした。何かがうまくいかなくてチャンスを逃してしまいました。本当に残念です」
「時に、こういう自分ではどうにもできないことが起こります。それはとても悔しいことです。週末の残りはもっと良い方向に進めるようにして、マシンの力を最大限に引き出し、自分たちが本来いるべき順位にいられるようにしなければなりません」
(走行直後にメディアに対して語り)「何が起きたのか分かりません。それはこれから確認します。とてもフラストレーションが溜まります。自分ではどうにもできないことだからです。もちろんタイミングの管理は可能ですが、それは僕自身よりもチーム側に委ねられています。正直、かなりショックです」
「(ローソンについては)いつもの彼らしいというか、彼ならああすることは予想できます。それよりも、自分たちがガレージを出たタイミングでは、全く間に合いませんでした。何が起こったのか分かりません。何かが間違っていて、ラップタイムを出すチャンスがありませんでした。本当に残念です」

(autosport web)
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