
【】ポール・トゥ・ウインのラッセル「2018年のルイスと同じことができたなんて感激」ハミルトンと同じポーズで記念撮影
10月6日
2025年F1シンガポールGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルはポール・トゥ・ウインを達成、アンドレア・キミ・アントネッリは5位だった。
好スタートを決めたラッセルは、後続を寄せ付けず、ピットストップ時の2周を除く全ラップをリードし、2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に5.430秒差をつけて、今季2勝目、キャリア5勝目を挙げた。
ラッセルは、自身のSNSを通して、F1デビュー前の2018年にシンガポールで当時メルセデスに所属していたルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを挙げた時のことを思い出し、自分が同じことを達成したことは感慨深いと語っている。
「2018年当時、僕はメルセデスと共にここにいて、ルイスが信じられないようなポールポジションを獲得し、勝利を挙げるのを見ていた。彼が勝利の後にサーキット上でとてもクールな写真を撮っていたのを覚えている。その時の僕はF1に参戦することを夢見ていた。7年後の今、シンガポールで自分が勝利を挙げ、チームとともにその瞬間を祝えるのは、僕にとって特別な出来事だ」
アントネッリはスタートで6番手にポジションを落とし、ピットストップ後のセカンドスティントの大半も6番手を走行。53周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて5番手に上がった後、後方からソフトタイヤを履いて大幅に速いペースで近づいてくるルイス・ハミルトン(フェラーリ)に追いつかれたが、ハミルトンが直後にブレーキトラブルに見舞われたため、アントネッリは5番手を維持することができた。
メルセデスは35ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権2位争いのライバル、フェラーリとのギャップを拡大した。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(62周/62周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今夜の勝利には本当に満足している。このサーキットは、これまでの僕にとってあまり相性の良い場所ではなかったかもしれないが、それはおそらく自分自身に原因があったのだろう」
「週末の始まりは決して理想的ではなかったけれど、昨日の予選Q3ではマシンの感触がとても良くて、その勢いを今日まで維持することができた。とても長いレースだったので、チェッカーフラッグが見えた時は本当にうれしかった。最終的には、すべてをしっかりコントロールできていたと思う」
「今シーズンの目標は、コンストラクターズ選手権で2位を獲得することだ。今日の結果はその目標に向けて大きな助けになるが、まだ6戦残っている。達成するには最高のパフォーマンスを維持する必要があるだろう。オースティンとメキシコシティの連戦にもこの調子を持ち込めることを願っている」
「マクラーレンのコンストラクターズタイトル獲得、そして(彼らにパワーユニットを供給した)メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズにもおめでとうと言いたい」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(62周/62周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「スタートの第2フェーズでホイールスピンが出てしまい、そのせいでターン1までにふたつポジションを失ってしまった。そこからのレースは巻き返しのための戦いだった。肉体的にも厳しいレースだったけれど、自分の戦いぶりには満足している。ペースが良く、ルクレールに対して良いオーバーテイクを決めて、ひとつポジションを取り戻せた。もっと上位を狙えたとは思うが、5位でも悪くない結果だ」
「ジョージの素晴らしい勝利におめでとうを言いたい。見事な走りだった。チームにとって素晴らしい結果で、コンストラクターズ選手権における戦いへの大きな助けになる。またしてもメルセデスエンジン搭載チームがタイトルを獲得した。マクラーレン、そしてメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズの皆に、タイトル獲得おめでとうと言いたい」

(autosport web)
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