マクラーレン、育成ドライバーのアレクサンダー・ダンとの契約終了を発表
10月2日(木)、マクラーレン・レーシングは、ドライバー育成プログラムに所属していたアレクサンダー・ダンとの契約を終了したことを発表した。
アイルランド出身で現在19歳のダンは、FIA F3に参戦していた2024年の5月にマクラーレンのドライバー育成プログラムに加入した。今年はロダン・モータースポーツからFIA F2に参戦しており、第12戦バクーを終えた時点で選手権5位につけている。
F1においては、第11戦オーストリアGPのフリー走行1回目に参加し、ダンは初めてのF1公式セッションながら4番手タイムを記録。第16戦イタリアGPでもFP1でMCL39をドライブし16番手というタイムを残した。
マクラーレンはダンとの契約終了について、公式SNSにおいて次のように述べている。
「マクラーレン・レーシングは、マクラーレン・ドライバー育成プログラムのメンバーであるアレックス・ダンとの契約を終了した。過去1年間アレックスとともに仕事をし、ドライバーとしての彼の成長に貢献できたことを嬉しく思っている。アレックスの今後のキャリアに幸運を祈っている」
ダンはマクラーレンの育成ドライバーでありながら、9月には2026年のアルピーヌのドライバー候補のひとりであると報じられ、TPC(Testing of Previous Cars:旧型車を使用したテスト)にも参加するのではないかと言われていた。アルピーヌはピエール・ガスリーとの契約を延長したものの、残るもうひとつのシートについてはまだ決まっていない。現在ステアリングを握るフランコ・コラピントの起用を継続するのか、あるいは他のドライバーを起用するのか、アルピーヌに動向に注目が集まっている。