「ミスをせず実力でこの表彰台を勝ち取った」「レースを走り終えて、報われたような気持ち」/F1第17戦決勝コメント(2)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーたちが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッド)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)だ。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(51周/51周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「最後の10〜15周は本当に厳しかったので、レースを走り終えて、報われたような気持ちになった。もちろん、スタート位置を考えれば少し残念ではあるが、現実的には前のドライバーたちと戦える速さはなかった。それでも常に望みは持っていたんだけどね」
「5位という結果は僕たちにとって大きなものだし、現状の選手権を考えればなおさらだ。チームのおかげで週末を通して良いマシンで走れた。それによってポイントを持ち帰ることができたのでうれしい。全力を尽くしたよ!」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(51周/51周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「ここ最近のレースと比べれば、今日ははるかに良いグランプリだった。ただ、表彰台に届かなかったことには少し悔しさもある。終盤の数周はカルロスに近づいていたが、DRS圏内に入るだけのペースがなく、オーバーテイクのチャンスを作れなかった。彼は素晴らしい仕事をしたと思うし、彼とウイリアムズに祝福を送りたい」
「もっと上を狙いたかったが、それでも今日の結果は悪くなかったし、ジョージが2位に入ったことで、チームにとって良い日となった。フェラーリより大量にポイントを獲得できたのはポジティブで、コンストラクターズ選手権でも2位に返り咲いた」
「全体的にフィールドのペースは拮抗しているが、バクーで得た勢いを2週間後のシンガポールにつなげたい」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=3位(51周/51周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日バクーで3位に入り、表彰台に立つことができて、最高の気分だよ! 僕のキャリアの中でも、最高のレースのひとつだったと思う。これまで本当に懸命に働き、大きな浮き沈みを経験してきたが、この結果で全てが報われた。チームとして誇りに思うべきだ」
「これはウイリアムズでこれから起こることの序章にすぎないと確信しているし、この方向で努力を続けなければならない」
「今日は速さがあり、重要な場面で適切な仕事をすることができた。ミスをせず、実力でこの素晴らしい表彰台を勝ち取ったんだ。ここにいるチームメンバー全員、そして本拠地で働く全員のたゆまぬ努力と支えに感謝する。そして世界中のウイリアムズファンにもありがとうと伝えたい。今後、もっとこういう結果を出すのが楽しみだ。バモス!(スペイン語で「頑張ろう」)」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(51周/51周)
5番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「再び表彰台に上がることができて本当にうれしい。ここ数戦は厳しい展開が続いていたし、この週末は(風邪で)体調が良くなかった。それが今日のレースをさらに難しくしたが、2位でフィニッシュできて本当に満足している。チェッカーフラッグを見たときは心底ほっとしたよ!」
「(3位を獲得した)カルロスとウイリアムズにもおめでとうと言いたい。彼らにとって、価値ある結果だったと思う」
「僕たちの側では、マシンのフィーリングは常にとてもよかった。キミも素晴らしい走りで4位をつかんでくれた。コンストラクターズ選手権でフェラーリやレッドブルと2位を争う上で、これは重要なポイントだ。この結果を土台に、残り7戦の接戦を戦っていきたい」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(51周/51周)
1番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
ファステストラップ:1分43秒388(50周目)
「素晴らしい週末だった。今日は本当にペースが良くて、かなり順調なレースになった。グリッド先頭からスタートできたことが鍵となり、タイヤマネジメントもうまくいった」
「最初のスティントもうまく進められ、計画どおりにすべてを実行できた。僕たちの戦略は、ハードタイヤで始めて、その後ミディアムに切り替えるというものだったが、幸いレース中盤にセーフティカーが出なかったので、それが乱されることもなかった」
「ここは厳しいコースだ。レイアウトが難しく、さらに風もとても強いため、常に壁に当たらないよう気をつけなければならないんだ。でもマシンには満足しており、しっかりペースをコントロールできて、メルセデスに対してかなり大きなギャップを築くことができた」
「全体として素晴らしい週末だったし、直近2戦は間違いなく最高だった。どちらも低ダウンフォースのサーキットなので、他のコースでどうなるかを見ていきたい」
「もちろんこの勢いを維持していければ良いと思うが、今はただこの瞬間を楽しんでいる。自分がやっていることに本当に満足しているし、チームとの関係もとても良好だ。マシンがうまく機能すれば、すべてがうまくかみ合う」
(レース後のインタビューで、タイトル獲得の可能性について聞かれ)「現時点でそれについて言うのは難しいけれど、この2戦は間違いなく僕たちにとって素晴らしいものだった」
「シンガポールはハイダウンフォースで、再び全く異なる挑戦になる。そこで何ができるか見てみるつもりだ」