
【】ストロールはSCを待つ戦略で身動き取れず「チャンスが限られた」アロンソはピアストリにつられてジャンプスタート
9月23日
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが行われ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは15位、ランス・ストロールは17位でレースを終えた。
ユーズドのミディアムタイヤで11番グリッドについたアロンソは、目の前の9番グリッドにいたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がレッドシグナルが消える前に動いたのにつられて動き出してしまった。アロンソは一度止まったものの、この動きがジャンプスタートと判断され、5秒のタイムペナルティを受けた。
その後アロンソはガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)に抜かれて12番手を走行。他車のピットストップなどに伴い11番手に戻り、21周目にハードタイヤに履き替えて最後まで走り切った。ストロールも14番手からユーズドのミディアムでスタートし、第1スティントをアロンソよりも長い36周走行。37周目に新品のハードに交換し、17位でフィニッシュした。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=15位(51周/51周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「特に何かが起こることのない難しいレースだったし、僕たちにはペースがなかった。スタート直後、オスカー(・ピアストリ/マクラーレン)の動きに反応してしまい、残念ながらペナルティを受けてしまった」
「結局のところ、そのことが僕たちのレースに影響を及ぼしたとは思わない。ただパフォーマンスが足りなかっただけだからだ。僕たちのマシンがシンガポールにもっと合うようになり、またポイントを目指して戦えることを期待している」
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=17位(51周/51周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「セーフティカーのアドバンテージを得ようと、ミディアムタイヤでより長いスティントをステイアウトしたが、僕たちのチャンスとできることが限られてしまった。これからはシンガポールに目を向け、そこでさらに競争力を高め、より強力なレースウイークを過ごせるよう期待している」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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