【決勝日コメント】
ベアマンは12位。リスタートでの順位ダウンを悔やむ「マシンは速かったが、それでも何もできなかった」
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが行われ、ハースのオリバー・ベアマンは12位、エステバン・オコンは14位でレースを終えた。
ベアマンは予選でQ2に進出したものの、クラッシュを喫しタイムを記録することができなかったため、15番手からスタートすることになった。セーフティカー(SC)後のリスタートで順位を落としたが、ポジションを取り戻し14番手を走っていた28周目にピットイン。ハードタイヤからミディアムタイヤに履き替えてコースに戻ると、41周目にはチームオーダーによりオコンと順位を入れ替えて13番手に上がりフィニッシュ。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のペナルティに伴い、最終的な順位は12位となった。
オコンは、予選後に行われた車検においてリヤウイングの柔軟性検査に不合格となったため、予選失格となった。その後チームがオコンの決勝レース出走を認めるよう申請を行い、スチュワードがそれを承認したことで、オコンは最後尾からレースをスタート。スタート後にニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)と接触し、1周目のSC出動時にピットに入ってハードからミディアムに交換したが、翌2周目にも再度ピットに入り、ユーズドのハードに交換。最後尾から徐々に順位を上げていき、途中でベアマンとポジションを入れ替え、14位で完走した。
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=12位(51周/51周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「全体的に素晴らしいカムバックができたし、ペースもあったのでよいレースだった。僕は15番手からスタートしたが、セーフティカーによるリスタートで序盤にいくつかポジションを落としてしまった。その後は第1スティントで車列の後ろに足止めされ、そこからはダメージを最小限に抑えることになった。マシンは速かったが、それでも何もできなかった」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=14位(51周/51周)
20番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
「よいスタートだったし、僕たちは本当に強力な戦略を試した。その点では少々残念だから、見直しをしていくよ。僕たちにとって難しい週末だった。次のレースに向けて改善すべき点がたくさんあるので、シンガポールに向けてそうした点を見ていく。問題なくクリーンな走りをして、堅調な週末にする必要がある。それが僕たち全員が求めていることだ」